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約束だよ  作者: Small・Bear
本編
27/131

プロローグ

悠side




朝七時、母さんに早く起きなさいとうるさく言われベッドを抜け出し、目をこすった。

「眠い」

それが今日俺の第一声だった。

「ふわぁ~」と大きな欠伸あくびをこぼしながら三階から二階へつながる階段を下った。



時計を見て時間を確認すると…いつも乗っている電車に乗り遅れる時間だった。

ヤバイと焦った俺。

とまぁそんな事もあったけどさっと制服に着替えて食パンを口にくわえ、駅に向かって走り出した。


******

学校


「はぁ~間に合ったぁ」

遅刻ギリギリに着いた。

そして眠いので机に寝そべっていた、すると…



ドン!!!!!

「うわぁ!!」

俺は机を叩く大きな音でビックリして叫んでしまった。



「ったく…アンタ馬鹿でしょ、こーんな時間に来るなんてさ」

ツインテールを揺らしながら言ってきたのは、童顔で口うるさい幼馴染の佐々木リエ。

俺に何かあったら絶対突っかかって来る。んで、コイツは馬鹿だ。


「誰が馬鹿って」

「えっ馬鹿なんて言ってふぐ!?」

「この口が言ってたの!」

両方の頬を力強くつままれたまま上下右とランダムに引っ張られる。



「おぇはかなんへいっへはい!!はにゃへー!」(俺馬鹿なんて言ってない!!離せー!)

「言った!!」

「いあい~」(痛い~)

コイツの馬鹿力はハンパない。


「いあい~」(痛い~)

「うっさい!黙りなさい!」

「チャイム鳴りましたぁ着席して下さ〜い」

「はぁい」

とリエは笑顔で答える。

「先生の言うことは聞いて俺の言うことは聞かねーのかよ(ボソ」

「何か言った?」



笑顔で振り向いた。

俺にはその笑顔が悪魔の微笑みに見える、アイツの言うことには逆らえない…。

後、頬が痛い。

「はぁ~~~~~~~~」

と一つ大きな溜め息をこぼした。



朝からこれかよ…。

眠い。

とにかく疲れた。

家に帰りたい。



*********

「さようならー」

HRが終わり放課後になった。帰宅部の俺は教室を出て門へ向かった。家に帰ったら寝ると考えていたが…後ろから嫌な気配が…。


「ちょっと待ちなさい」

「なんだよ」

背ちっこいクセに上から目線みたいな言い方で言って来たのはリエだ。何故俺はコイツに勝てないんだ!?



「付き合って」

「へ?」

「この近くに大きなショッピングモールが出来たんだって、だから…」

「だから?」

「一人じゃつまんないから来て」

「一人で行けよ」

「いいから!!」



これでは今日の予定が!家に帰ってから存分に寝るという完璧な計画が丸潰れに!

「ごめん。えーそのぉ今日はムリ」

「嘘」

「えっ?」

「嘘」

「何故!?」

「アンタ嘘つくときだいぶ落ち着きないし、アンタの嘘簡単に見破れるわ。どーせ寝るとかでしょ?」



図星…

勝ち誇った顔がますますムカつく。



「何よ、何かあるの?」

「いっいやなんでも」

「そう?じゃあ行くよ」

「はぁ~~~~~」

また一つ大きな溜め息をこぼした。俺の幸せが減っていく…。

はぁ今日はなんて疲れる一日なんだ。



一体今日の星座占いは何位だ?

11月24日射手座の俺の順位は…?

まさか12位じゃないよぁ、最近買ったiPhoneを取り出し検索した。



星座占い

【射手座】

今日は予定が崩れるでしょう。

なんとか頑張って予定が崩れないようにしましょう。

【ラッキーアイテム】

勇気



何だよこの星占い意味わかんねーよ!!


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