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修学旅行【和也と居られるのならそれでいい。】
和也side
ひなたは今どこに行こうか必死に頭を捻っている。
だが、時間は刻一刻と過ぎていく…
「ひなたもうそろそろ決めないと新幹線の時刻に間に合わなくなる」
「…そっか。でも、私和也と居れるのならどこでもいい。」
「!」
「だからもう観光とか別にしなくてもいい。一緒に居られるそれだけでいい。」
とにっこりは笑って俺に言う。
「…反則だろ」
「え?」
「別に…」
小声で言った言葉はひなたの耳には入らなかった。
寧ろその方が好都合だ。
悠side
あれからリエのお買い物や食べ歩きに付き合わされあっという間に時間が過ぎて行った。
「おいリエそろそろ行かないと」
「…分かった」
不服そうな表情を見せて最寄りの駅に向かって歩き出した。
「手出して」
「?」
と言われるがまま手を開けるリエ。俺はそのリエの手にあるものを握り締めさせた。
「あげる」
「?」
手を開けると花柄のお守りがあった。
「可愛い…どうしたのこれ…」
「下鴨神社にあるお守り女の願いを叶えてくれる媛守ひめまもりだそうだ。リエに似合いそうな柄にした。」
リエはパァと明るくなり、今日一番の可愛い笑顔を見せてくれた。
あまりにも可愛すぎてドキッてしてしまった。
…反則だろ。
可愛すぎ…




