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約束だよ  作者: Small・Bear
本編
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106/131

喫茶店で

和也side



この頃寒くなって来た。

俺の隣にいるサイドテールをむすんだひなたは十月の上旬にもかかわらずもう何枚も着て厚着をしている。さっきなんて小声で「カイロ持ってこればよかったかな」なんて言っていた。それを聞いた俺は頭をチョップした。

「まだ早い。そんなんで本格的に冬になったらどうするんだ」

「だって…寒いんだもん」

「はいはい」



今日はクラブが休みで隣町のデパートに二人で遊びに来た。

今デパートの中に入ったばかりだやっぱり室内はいい感じの温度だな。上着を脱いで少し大きめの鞄に入れる。

一方ひなたは…



「さっ寒い…」と震えている。なんだか呆れてきた。

「ほら」

「あっ!ちょっと!」

強引に上着を脱がせた


「かっ返して!」

「やだ室内だから丁度いい温度だって」

「あっほんとだ」

「全く…」

ひなたの上着を自分の鞄に入れる。

ひなたにどこに行きたいと聞くと…

「ここ行きたい!」と鞄の中からチラシを取り出した。祭りの小物とか色々売っているところらしい。しかも期間限定のお店なんだとか…そのお店に行くとお店の中がパンパンでしかも女性ばっか

「行ってくるねっ!」と店に入ろうとするひなた。

「待て」と言い手首を掴んで止める。



「どうしたの?」

「あ…えっと…気をつけろよ。人が多いから」

「うん!じゃあ行ってくる!」と身をひるがえしお店の中に入っていった。



その間俺はベンチに座りボーっとしていた。何分か経ったあと。ひなたがお店から出てきた。

「おまたせー!」

「早かったな」

「みんな悩んでたんだけど私ピーンってくるのがあって速攻に買ったのそれにレジ空いてるしね」

「なるほどね。っで次は?」

「次はね…喫茶店行こうっ!」



喫茶店



と言うことで来た喫茶店。

俺はコーヒー

ひなたは紅茶とチョコレートスコーン

相変わらずチョコが好きだなと思う

「好きだなチョコ」

「うん!」


上機嫌のまま紅茶とスコーンを待つひなたこの店のスコーンと紅茶が昔から好きだ。

このデパートに来た時は絶対に食べるそれはひなたのお決まりだ。

「和也どうしたの?」

「ん?いやなんでもないよ」

「そう?ならいいけど」

「お待たせ致しましたコーヒーと紅茶とコーヒーとチョコスコーンでございます。」

と机に置いて「失礼します」とお辞儀をして去って行った。



「来た来たぁ~!」

目をキラキラさせてかぶりつきそうな勢いのひなた。

「ちょっと待て」

「なぁに?」

「ゆっくり食べるんだぞ?」

「うん!」と言い食べ始めた。


とても幸せそうだ。

俺はひなたが幸せならそれでいいんだ。

さて、コーヒーを飲みますか。


*****


「んーお腹いっぱい!」

大きく伸びをし、満面の笑みを浮かべる。

俺もつられて笑みを浮かべた。

「そろそろ帰るか?」

「うん!」

荷物を持って駅へ向かった。


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