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約束だよ  作者: Small・Bear
本編
104/131

帰国

悠side

あの後学校に着いたのは二時間目の終わりだった。みんなはなんで遅れたかは知らないが普通に接してくれた。


そして三時間目の始まりに…

「えっと、では突然ですがっ!」

と副担任の朝比奈先生。

「「?」」と全員がハテナマークを頭に浮かべる。

「超激可愛なエンジェルが帰ってきましたっ!hshs」

えんじぇる?てか先生超テンション上がっている。

「入って来てー!」


ガラッと教室の扉を開け入って来て教卓に着いたのは…

「はいっ!自己紹介?というか言ってみようっ!」


「お久しぶりです皆さん、留学から帰ってきた。姫木千砂です」

少し大人っぽくなったちぃちゃんが帰ってきた。

「千砂姫っ!」

でた…!千砂姫…ファンクラブだもんなー

「姫木…さん」

「リエ…」

記憶を失ってから初めて会う。

リエがどんな風にちぃちゃんに接するのか…


授業が終わり休み時間

「千砂姫!」

「お久しぶりです航平君。そして悠君、佐々木さん」

「久しぶりだねちぃちゃん」

と声を掛ける俺逹。そしてリエは…


「久しぶりっ!元気だった?」

「えっあっ…はい。元気でしたよ?」

「疑問系になってるよ。」

「ごめんなさい。」

「そこまで謝ることじゃないよ。」

ちぃちゃんはどこかおかしい…何かがと疑っているような表情をしている。


そうだよな。仕方ないよな


「ささきさん何か変わりましたね」

「そんなことないよっ!」繰り返すがちぃちゃんは疑問を浮かべた表情をしている。ちぃちゃんには記憶喪失になっていたことをまだ伝えてない。このことを言わないとやっぱりか分かったのも記憶喪失が原因だろう。

「千砂姫!英語ペラペラですよねっ!」

「そんなことないですよ。」

「じゃあ自己紹介を英語で」

「あっはいMy name is Tisa Himegi~~nice to me too」

「何を言っているんだ…My name is Tisa Himegi~~nice to me tooしかわからなかった…ペラペラすぎる…」

「ちぃちゃんが留学って言ったから一年くらい会えないかと思ってたけどすぐに帰ってきたね」

「はい向こう(オーストラリア)ではつめこみ教育でしてだから早く帰ってこれたんです」

と嬉しそうに。でもリエのこと早めに伝えたほうがいいよな。


「ちぃちゃんちょっと来て」

「? はい」

幸平たちから少し離れたところで話をする。

「ちぃちゃんリエのこと変わったって言ってたよね」

「はい」

「それは事実だよ。リエは 記憶喪失になって少し前に記憶が戻ったところなんだ。難しい知識を持ってないから分からないけど俺の予想だと、記憶を失う前の人格と失った後の人格が交わって今のリエの人格があるんだと思う。記憶を失う前のリエと違ってやたら多さ子音だ。もしかしたら前の人格なんてないかもな」


「そんな…」

ちぃちゃんは少し涙を浮かべ、動揺している。そしてこう言った。

「もう一度あの佐々木さんに会いたい…」

それは誰もが思っていることでもそれを強く思ってしまうのは駄目だ。何故なら“今のリエを否定するからだ”でもリエはリエだそれに変わりはない。


「リエたちの所に戻ろう」

「はい!」

涙を拭い、リエたちの所へ戻った。

リエ達の所に戻ると

「どこに行ってたのよ!全くもう!」

と言われ口元が少し緩んだ俺。

でも心境は複雑なままだった。複雑な思いを抱えたまま、今日が終わった。

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