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第281話 クレセントの傘下クランが増えましたね

評価やブックマーク等、応援して下さった全ての方、ありがとうございます。


「もう良いですか? 最後にお礼を言いたいんですよね。僕達を心配してくれて、ありがとうございました」


「あのな・・・そう思うなら、見逃してくれても良いだろ?」


「そうですね。じゃ、見逃しちゃいましょうか♪」


「「はあ?」」


「い、今、なんて言った?」×リーダー


「だから、見逃しちゃいますよ? もう動けるでしょ」


「わ、私達を殺さないのか?」×サリナ


「んふふ、誰も殺すなんて言ってないでしょ?」×アヤメ


「口封じするつもりだったから、SSランクだってバラしたんだろ?」


「フフ、ごめんなさい。試すような事をして」×リラ


「最初から僕達は、危害を加える気は無かったりして」×ツドイ


「フフ~ でも、初めて会う人とボス戦に挑むのは、どうかと思うよ?」×ノノ


「世の中には、悪い人も居ますからね~」


「お前がそれを言うのかよ?」×サリナ


「あはは、僕は悪い人間じゃないですよ?」


「んふふ、悪いスライムだったりして?」


「僕は人間ですー」


「・・・どうやら本当に見逃してくれるみたいだな。フゥ~ 本当に死んだと思ったぞ?」


「でも、凄いですよね、死を覚悟しても仲間を守るんですから」


「んふふ、中々出来る事じゃ無いわ」×アヤメ


「でっ? 世界一の冒険者が俺達を試してまで、何をさせたいんだ?」×リーダー


「おっ! 話が早いですね~」


「本当に、私達に頼み事だったのかよ?」×サリナ


「はい、簡単に頼めるような事じゃ無いんですよ?」


 ゴクッ! 「「・・・・・・」」


「・・・拒否権は貰えるのか?」×リーダー


「んふふ、拒否権なんて有って無い様なものよ?」×アヤメ


「そうだよね。絶対に断らないからさ、いや断れないと言った方が良いのかな?」×ツドイ


「おいおい、それって強制って言わないか?」×サリナ


「にしし、大丈夫だよ! 貴方達は、自分の意思で絶対受けるからね~」×ナギサ


「何か怖いんだが?」×リーダー


「まさか、洗脳まで出来るんじゃないだろうな?」×サリナ


「あれっ? 僕って、そんなに悪い人に見えますか?」


「とっても可愛い少年にしか見えないよ・・・誰がSSランクだって思うんだよって話しだ」


「全く罠みたいな奴だな・・・」


「ヨウ君って、絡まれスキルカンストしてるからね?」×ツドイ


「僕、そんなスキル持ってないんですが?」


「あはは、面白い奴だ♪」×リーダー


「笑いごとじゃねえって?」×サリナ


「フフ、立ち話もなんですから、場所を変えませんか?」×リラ


「俺達の溜まり場でも良いか? 人には聞かせられない話しなんだろ?」


「はい、僕達のトップシークレットですから」


「・・・何か私も怖くなってきたんだが?」×サリナ


「俺は楽しみになってきたぞ。では来て貰おうか」


「では、お邪魔しますね~」



 僕達はボス部屋から出ると『YORISIRO』の皆さんを全員引き連れてダンジョンを後にした。


 リーダーさんは擦れ違う冒険者全員に挨拶をされている。やはりかなりの有名人なのが窺いしれる。


 『YORISIRO』の皆さんは、意外と少なく30人ぐらいだろうか、リーダーさんが溜まり場と言っていた場所に辿り着いた。


 結構、年数が経ってそうな3階建てのビルの様だ。


 僕達は3階にある応接室に案内され、コーヒーまで出してくれた。



「ありがとうございます」


「客用なんて置いて無くてな、安物だが許してくれ」×リーダー


「あはは、良いですよ。それよりも2人だけで聞くんですか?」


「断れないなら、犠牲は少ない方が良いだろ?」


「本当なら俺1人で聞きたいとこなんだがな?」


「なんでも、1人で抱え込むんじゃないって言ってるだろ?


一緒に、地獄へ落ちてやんよ♪」


「はは、悪いな♪」


「・・・あの~ 何か誤解してるような?」


「あはは、これから暗殺依頼するみたいね」×ノノ


「フフ、では誰を殺して貰いますか?」×リラ


「「おい?」」


「フフ、冗談ですよ?」


「フゥ~ 頼むぜ全く・・・」


「冗談には聞こえないぞ?」


「ではでは、本題に入りますね~」


「・・・何か軽いな?」


「えっと、改造人間計画なんですけど・・・」


「「おいーーーーーー!」」


「あはは、冗談です♪」


「本当に止めてくれ! 何を言われても、冗談に聞こえないんだからよ?」


「心臓に悪いぞ?」


「あはははは♪」×アヤメ達


「じゃ、ふざけるのは無しで本題です!」


「実は冒険者の底上げをしたいんですよ?」


「「はい?」」



 僕は冒険者底上げ計画として『グランドクロス』と『メイデンガーデン』に引き続き『YORISIRO』の皆さんにゴールドスライムを貸し出す事を説明した。


 当然の様に2人共、口をあんぐりと開けて驚いているのが面白い。


 だけど、絶対秘密厳守であることと、誰かが秘密を守れなかった時どうなるか説明すると、神妙な顔付きになっていた。


 事の重大さが、嫌でも理解出来るのだから・・・



「・・・信じられない話しをするよな?」×リーダー


「想像の遥か上過ぎるだろ?」×サリナ


「何故、今日初めて会った私達に、そんなとんでもない話しをする事になったんだよ?」


「中々信用できる人って居ないもんなんですよね~」


「それで、あんな試すような事したのか・・・」


「まあ、そういうことです」


「話は以上なんですけど、どうします?」


「「受けるに決まってるだろ?」」


「あはは、綺麗にハモりましたね」


「じゃ、ちょっと人数が少ないみたいだけど、クランを立ち上げて貰えますか?」


「そうなるか・・・」


「出来たら寝泊りできる建物が良いですけど、此処は少し狭いかな?」


「例え少人数と言えど、このビルでは少々無理がありますね」×リラ


「では、クラン本部もプレゼントしちゃいましょうか」


「「はい?」」


「とりあえず、100人ぐらいは寝泊りできる、クラン本部が良いですね」


「畏まりました。幾つか見繕ってみましょう」


「ちょ、ちょっと待て! いったい何の話しをしてんだ?」


「えっ! 聞いてなかったんですか?」


「聞いてた! 聞いてたが、おかしいだろ?」


「別に驚く事じゃないでしょ? ゴールドスライムに比べたら微々たるお金なんだし?」×アヤメ


「「・・・・・・・・」」


「あのよ・・・ゴールドスライムって、売ったら幾らぐらいになりそうか聞いて良いか?」×サリナ


「ん~ どうだろ。リラさん分かります?」


「フフ、少なくとも、エリクサーよりは高額になるでしょうか?」×リラ


「「かはっ!」」


「じゃ、3兆円ぐらいかな?」


「僕はもっと高値になると思うよ?」×ツドイ


「「ぐはっ!」」


「も、もう良い・・・頭が変になりそうだ・・・」×サリナ


「ほ、本当にそんな、とんでもない物を俺に預けるのか?」


「保管用に<虚空庫>スキルも付けちゃいますよ?」


「「・・・・・・・」」


「マジで、冗談で言ってる訳じゃなかったんだな?」


「んふふ、まあ気持ちは分かるけどね。SSランクの言葉なら信じられるでしょ?」×ナギサ


「信じるしかないだろう・・・」


「一番注意しないといけないのは、人選だからね?」×ノノ


「そうなんですよね。人の妬み嫉み嫉妬は避けられませんから。せめて、どんな障害も跳ね飛ばせるぐらい、強くなって下さいね?」


「まあ、それしかないだろうな・・・」


「おいおい、男なら此処で奮い立つもんだろ? 私は少しワクワクしてきたぞ?」


「俺だってそうだが、話しがデカすぎてな?」


「とりあえず、強くなれば良いんだろ? 頑張り甲斐があるじゃないか?」


「んふふ、少しの間忙しくなるから、結婚は延びるかもだけどね♪」×ナギサ


「「あっ!」」


「わ、私、なんかやらかしたか?」


「思いっ切り言ってたよな?」


「フフ、冒険者は危険な仕事ですから、思い残す事は無い様にした方が宜しいかと」×リラ


「今更、無しってのは御免だからな?」


「わ、分かってるよ! 女に二言は無いって・・・」


「しかし、幾ら死ぬかと思ったとはいえ、えらいこと言ったもんだ・・・」


「あはははは♪」×全員


「ところで、見返りの話しを、まだ聞いてないようだけど? 一体どんな事をすれば、こんな巨大な借りが返せるんだよ?」


「お前、俺が怖くて聞けなかった事を、よく簡単に聞けるよな?」


「後回しにしても一緒だろ?」


「そらそうだけどよ・・・」


「なんか、僕の事誤解してませんか?」


「さっきまで殺そうとしてた奴が、何言ってやがる?」


「あはは、ほんの冗談ですよ?」


「言っとくがな? お前の冗談は一般人には心臓に悪いんだよ」


「あれー、そうなのかな?」


「ん~ ちょっと、同意かな?」×アヤメ


「あら~ では、誤解を解くのを兼ねて、見返りを説明しちゃいましょう」


 ゴクッ! 「「・・・・・・・」」


「実は寿命を半分ぐらい頂こうかと・・・」


「「死神か?」」


「あはは、冗談ですよ?」


「さっきの話し聞いてたか? マジで怖いんだって?」


「はいはい♪」


「ぶっちゃけて言いますと、見返りなんて何も要らないんですよね~


強いて言うとすれば、オーブ系は売らずに使ってくださいね。


スキルや魔法スクロールが余ってきたら売っても良いですから。


あっ! 僕の名前出して良いですから、藤堂院さんに売って下さい。


そうしてくれると、素性はバレませんから」


「何時何処で何をドロップしたか、詳しく教えてくれたら助かるんじゃない?」×アヤメ


「そうですね。ドロップ記録も詳細に教えて貰えますか? 今後のデータ収集に役立つので」


「本当にそれだけで良いのか?」


「私達の得しか無いと思うんだけど?」


「珍しい素材や、美味しい物ならヨウ君が喜ぶわよ?」


「そんなんで良かったら、お安い御用だけど・・・」


「本当ですか? それは嬉しかったりします♪」


「でも、どうやって連絡すれば良いんだ?」


「えっ! 普通に電話してくれたら良いですよ?」


「SSランク冒険者が簡単に電話番号言うなよ?」


「フフ、私の携帯番号を伝えておきますね」×リラ


「何時もありがとう。リラさん」


「いえ、私の仕事ですので」


「そだそだ! <虚空庫>スキルオーブも渡しておきますねー」


「んっと、サービスで2人に上げちゃいます」


「「・・・・・・」」



 2人はテーブルの上に置かれた<虚空庫>のスキルオーブを見て、怪訝そうな表情をしている。



「どうしました?」


「いや、本当にくれるんだと思ってな」


「私にまで良いのかよ?」


「ちょっと、試すような事しちゃいましたから、お詫びも込めてです」


「遠慮なく貰っとくぞ? 正直これが無かったらゴールドスライムを守る自信が無いからな」


「そっか、それもあったな・・・それにしても俺が<虚空庫>を習得する日がくるなんてな」


「んふふ、これからドンドン増えるから頑張ってね」×ナギサ


「後は、一応忠告しておきますね?


僕達に嘘を付くことはできません!


僕達から逃げる事もできません!


世界中どこに行っても、探し出すスキルがあったりしますから」


「「・・・」」


「フフ、言っておきますが。これはヨウ様の優しさですから是非、仲間の方達にも注意するようお伝えください」×リラ


「ヨウ君を怒らせたら、練馬区どころか東京が消滅しちゃうからさ。裏切る様な事は、しちゃ駄目だよ?」×ツドイ


「フフ~ ヨウ様を裏切るような真似をしたら、私達が黙ってませんけどね」×ノノ


「ああ、分かった。だが見縊らないでくれ、俺達は恩を仇で返すような真似はしない」


「良いですね~ リーダーさん! 僕達はそろそろ帰りますけど、一度大阪にも遊びに来てくださいね」


「んふふ、2人で大阪旅行しに来てね」×アヤメ


「か、揶揄うなよ?」


「あはははは♪」×全員



 僕達は言いたい事を言い終わったので帰る事にした。


 あっ! そだそだ。約束があったの忘れてた、連絡してあげなきゃ。



「・・・・・・・・」×リーダー


「なんか、色々と凄い奴等だったよな?」×サリナ


「ああ、参ったよ・・・怖い奴等だ」


「あはは、リーダーが怖いって言うの、初めて聞いたぞ?」


「そりゃ初めて言ったからな? だが奴等は怖い! 心底震えが来るぐらいな?」


「分かるよ・・・私も怖かった! あんな恐ろしい奴等が居るんだな」


「あ、後な、返事が遅くなって悪かったな? ガラにもなく照れちまってな・・・直ぐ返事するのが恥ずかしかったんだ」


「あはは、気にするな♪ 俺は人生で一番嬉しかったんだぞ?」


「ば、馬鹿だぞお前? 全く趣味が悪いんだからな」


「自分で言うなよ?」


「ばっか、彼奴等見ただろ? あんな綺麗な女性が世の中には居るんだぞ?」


「ああ、あの美しさはもう、人間止めてるだろ?」


「あはは、大阪行ったら皆、ああだったらどうする?」


「日本に魔界があったんだと思うだけさ?」


「あはは、なあリーダー、本当に私で良いのか?」


「お前が良いんだ!」


「ば、馬鹿野郎♪」


◇    ◇    ◇    ◇    ◇


 僕達は約束していた新人の報道記者さんに電話を掛けることにした。


 報道記者さんは本当に連絡してくれるとは思って無かったのか、思いっ切り慌てて対応してくれた。


 慌てながらも結構喜んでくれているのが分かるので、快く待ち合わせ場所をギルド前に決めた。


 皆で話しをしながらギルド前で待っていると、近くに美味しそうなラーメン屋さんがあり、久しぶりにラーメンも良いなと思っているとシッカリと見られていたようだ。



「んふふ、ラーメンが食べたくなったんでしょ?」×アヤメ


「あはは、以前アヤメさんと食べたラーメン、美味しかったですね?」


「帰りにちょっと食べてく?」


「良いですね~」



 そんな話しをしながらギルドで待っていると、報道記者さんが走って来てくれた。



「お待たせしました。来てくれてありがとうございますー」


「いえいえ、僕達も待たしちゃって、ごめんなさい」


「そんな、連絡をくれただけでも嬉しかったです♪」


「あはは、立ち話もなんですから、どっか座ります?」


「はい」


「ねーねー、ヨウ君。それならさ記者さんも連れてラーメン行かない?」×アヤメ


「良いですね。記者さんラーメン屋さんでも良いですか?」


「はい、もちろんです」


「あっ! でも、ちょっと待って下さい・・・」



 記者さんは自分の財布を取り出し、中身を確認しながら悲しそうな表情をしている。



「あぅぅ! ごめんなさい。ラーメン代を出したいとこなんですが、持ち合わせが・・・」


「あはは、そんなの気にしなくて良いですよ♪ さあ、行きましょうか」


「はい」



 僕達は記者さんとラーメン屋さんに入ると、メチャクチャ注目されたけど、8人掛けのテーブルへ座った。


 夕食前なので、味見がてら大盛り3杯ずつにしておいた。



「うはー、やっぱり冒険者さんって健啖家なんですね~ 皆さん。すっごくお綺麗なのにラーメンを3杯も食べちゃうんですか?」×記者さん


「んふふ、ありがと。ステータスが上がってくると、すっごく燃費が悪くなっちゃうのよ?」×アヤメ


「そそ、いっぱい食べないと動けなくなっちゃうからね~」×ナギサ


「へええ~ だから、冒険者の女性はスタイル良い人が多いのかな~」


「んふふ、ありがと」


「あの~ お名前、お聞きしちゃっても良いですか?」


「パーティ名で良いのかな?」


「はい、そうでした。パーティ名で良いです」


「僕達は『クレセント』って言います」


「まあクラン名も同じなんだけどね」×ナギサ


「あれ・・・おかしいな。私、有名なクランやパーティ名は勉強したんですけど、初めて聞きました」


「僕達は水面下で活動してるから、有名じゃないよ?」×ツドイ


「ええっ! こんなに可愛い男性と、超絶美女達のパーティが有名じゃない訳ないですよー」


「フフ~ 私達の拠点は大阪だからね、東京で知ってる人は少ないと思うよ?」×ノノ


「大阪の方だったんですか? 全然関西弁じゃないから分かりませんでした」


「僕はど田舎から大阪へ出てきましたから、関西弁じゃないんですよ」


「皆さんも、そうなんですか?」


「私達は皆大阪人よ? 関西弁はあんまり使わないけどね」×アヤメ


「でも、皆さん大阪って事は、やっぱり凄い人達なんじゃないですか? 今世界中で大阪のギルドは注目されてますからね」



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