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第251話 どうやらSSランクに成るそうです

評価やブックマーク等、応援して下さった全ての方、ありがとうございます。


 らあ君の『驚愕体験ツアー』も終わり、五十鈴さんに結果報告することにした。



「あはは、ありがとうヨウ君。らあ君でもメチャクチャ驚いたんだ?」×イスズ


「そりゃそーよ、あれで驚かなかったら感情があるか怪しくなるわ?」×アヤメ


「にしし、五十鈴。今日はヨウ君にお礼しないとね?」×ナギサ


「もちろん、今日はマネージャーと御奉仕致しますー♪」


「い、五十鈴?」×イズミ


「だって、私1人じゃ流石に持たないもの?」


「私が増えたところで、あまり変わらない様な・・・」


「えっと・・・そんな事ありませんよ?」


「うふふ、では私もお手伝い致します♪」



 そんな幸せな話をしていると、アヤメさんに電話が掛かってきて、何やら話し込んでるようだった。



「少しお待ち願えますか・・・」×アヤメ


「ねーねー、ヨウ君。なんかギルドマスターが、ヨウ君に重大な話があるからギルドへ来て欲しいんだって?」


「えっ? 大阪のギルドマスターですか?」


「うん、瀧見社長よ」


「それなら、行かない訳にはいきませんねー、明日でも良いのかな?」


「聞いてみるね~」



 アヤメさんは、瀧見社長と少し話すと電話を切ったようだ。



「明日の午前中にギルドへ行くって伝えたけど、良かったよね?」


「はい、明日は用事も無いので良いんですが、重大な話ってなんだろ?」


「私もそれとなく聞いたんだけど、電話では話せないんだって?」


「そうなんだ、ちょっと気になりますね~」


「リラ姉なら、何か分かるんじゃない?」×ノノ


「・・・幾つか予想は出来ますが、予想の範囲を超えませんね?」


「ん~ 悪い話だったらどうしよう?」


「んふふ、そんな訳無いでしょ? きっと良い話よ」×アヤメ


「ヨウ君。浮気した?」×ツドイ


「ブッ!? して無いです!」



 僕は首をプルプルして返答した。



「だよね~ ヨウ君は浮気フリーだから、大した問題でもないし?」


「そんな、フリーパス券持ってないですから?」


「あっ! らあ君と浮気したの一般人に見られたとか?」×イスズ


「なるほどー?」×全員


「そ、そんな、信憑性が高そうに言わないで下さい! 何もしてないし、絶対誰にも見られてませんから?」


「んふふ、嘘かどうか分かるのも考えものね。疑えないじゃない?」×アヤメ


「フフ、ヨウ様の<隠蔽>スキルなら、私達のスキル効果も無効にされるかもしれませんが?」×リラ


「ほほ~」×全員


「リ、リラさんまで、何を言ってるんですか、僕は清廉潔白ですからーーー!」


「あはははは♪」×全員



 結局、僕は皆に揶揄われただけなんだけど、皆から嫉妬されるのも悪くないかもしれない。


 幸せ過ぎて怖くなるぐらいだけど、とりあえずは今の幸せを堪能しよう。


 翌朝、久しぶりに大阪ダンジョンギルド梅田支部に顔を出すことにした。


 相変わらず受付嬢が総出でお出迎えをしてくれ、何か恐縮してしまう。


 直ぐにVIPルームへ案内してくれ部屋に入ると、既に瀧見社長から支部長、部長、課長と勢揃いだった。



「呼び出してしまってすまないね。三日月君」×社長


「いえいえ、今日は空いてましたから大丈夫ですよ?」


「でも、瀧見社長から僕に直接話があるなんて珍しいですね?」


「ああ、実はどうしても三日月君に伝えないといけない事があってね。


電話では盗聴の恐れもあるので、直接来て貰ったんだよ。


この部屋は徹底的に盗聴防止対策をしてあるので、安心して欲しい」


「分かりました。それほどの事なんですね?」


「ああ、本題から話そうか。三日月君の件についてなんだが、実はずっとギルドで抑制していたのだよ。だが、今回どうしても抑制しきれなくなってね」


「えっ? まさかスキルオーブです?」


「その通りだよ! 簡単に説明すると三日月君をSSランクにせざるを得なくなったのだ」


「ええええええええええっ!!!!!」×クレセントメンバー


「Sランクの上に、ランクがあったんですか?」


「いや、今までは無かったのだが、大阪ギルドでのオークションによるスキルオーブ出品数が膨大なのでね。


出品者数とスキル総量が釣り合わないと、全国のギルド会議で議題になったのだ。


日本国だけなら、なんとか誤魔化せたかもしれないのだがね・・・


そして、それだけ多数のスキルオーブを納品している者が居るならば、Sランクだろうと、その枠に収める訳にはいかないと結論付けられた。


三日月君の身代わりを用意する訳にも行かず、こうして事情を説明する流れになったのだよ。


もちろん、三日月君が目立つ事を嫌うのは承知しているが、ギルドでも極力口外を禁止するので、SSランクを受けてはくれないだろうか?」


「・・・また予想もつかないような大きな話ですね?」


「ああ、三日月君は、世界で初めてのSSランクになるのだからね」


「アヤメさん達に振り分けても、駄目なんですか?」


「既に振り分けているのだが、それをしていなければ三日月君は、とっくにSSランクだよ?」


「うはーーーーー!」


「SSランクに成れば、いくらギルドで口外を禁止しようと流石に個人を特定される考察が高い。


これは大きなデメリットになるだろう。だが、三日月君にもメリットはある」


「メリットですか?」


「ああ、SSランクに成れば日本において、超法規的な存在になるだろう」


「えっ? すみません。意味が分からないのですけど・・・」


「簡単に説明すると、日本の法律である六法の適用が難しくなる。


アヤメ君達の前では言い辛いが、1つ例えるとすれば重婚罪程度ならば適用されなくなるだろう。


つまり、三日月君は複数人の女性と結婚することが出来るようになる」


「うわ~~~~~~」×クレセントメンバー


「それって、何人とでも結婚出来るって事ですか?」


「現状ではそうとは言い切れないが、SSSランクに成れば、確実にそうなるだろう」


「・・・・・・・」


「あはは、選択の余地はありませんね♪ 分かりました。とりあえずSSランクは謹んでお受け致します」


「ヨ、ヨウ君、そんなに簡単に了解しちゃって良いの?」


「はい、悩む必要はありませんね。僕のメリットが大きすぎるから♪


これから、ちょっと忙しくなるかもしれませんよ?


なんてったって、僕はSSSランク冒険者を目指しますからね」


「ヨウ君・・・ヨウ様・・・」×アヤメ達


「フフ、私達はヨウ様の希望に添えるのみです」×リラ


「んふふ、でも、ありがとね。ヨウ君」×アヤメ


「僕も協力しちゃうよ?」×ツドイ


「フフ~ 流石、ヨウ様ですね~」×ノノ


「にしし、やっぱり、ヨウ君にとっては良い話だったね?」×ナギサ


「はい、かなり、予想外でしたけどね」


「しかし、誤解の無い様に言っておくが、決して全ての法律を無視出来ると言う訳では無い。


超法規的存在であるとは言っても、非人道的な事をすれば認められる筈はない。


かと言っても、今の三日月君を強制的に法で裁くことが出来るとは思えない。


私としては、三日月君が人道的であることを信じるだけだがね」


「ん~ 出来るだけ期待に添える様に頑張ります?」


「わはは、宜しくお願いするよ♪」


「ねーねー、今のヨウ君が本気で魔法使ったら、どれぐらいになるかな?」×ナギサ


「どうなんだろ?」


「おそらくですが、ヨウ様が手加減なしの魔法を撃てば、一撃で西日本を平地に出来るのではないでしょうか?」×リラ


「そ、それは言い過ぎじゃないですか?」


「出来るんじゃない? 私でも視界に移る景色を氷漬けにするぐらいなら出来そうだからさ?」×アヤメ


「やっちゃ駄目だよ?」×ツドイ


「当たり前でしょー、ツドイの方が危ないわよ?」


「にしし、一番危ないのはリラとノノだったりしてね」×ナギサ


「フフ、心外ですね。私は理性的ですよ?」×リラ


「そうだよー、私とリラ姉は、そんなことないって」×ノノ


「ヨウ君が国から攻撃されたら、どうする?」×ナギサ


「「そんな国は、消し飛ばします!!」」×リラ・ノノ


「ほら~♪」


「んふふ、そんな事されたら、私達全員怒るじゃない?」×アヤメ


「それもそうだね」


「・・・あまり恐ろしい話をしないで欲しいね、心臓に悪いよ?」×瀧見社長


「大丈夫ですよ瀧見社長。ヨウ君はとても優しいですから」×アヤメ


「ではでは、せっかく来たんだし、これからの為にもスキルオーブと魔法スクロールを卸しとこうかな?」



 僕は今まで自重していたけど、ストックしていた大量のスキルオーブと魔法スクロールを放出した。



「ま、待ってくれ。いくら何でも、ここまで大量にスキルを渡されては管理出来んよ?」


「あっ! だったら皆さんも<虚空庫>スキルをプレゼントしちゃいますね」


「「「「な、なに?」」」」


「はい! <虚空庫>スキルオーブです。皆さん、どぞどぞ」


「「「「・・・・・・」」」」


「くくっ! ヨウ君の好意を断っちゃ駄目だよ?」×ツドイ


「し、信じられん事を・・・フフ、そんな事は今更だったね、ありがたく三日月君の好意に甘えようじゃないか」


「「「は、はい」」」



 ギルドの重役さん達は、緊張しながらも<虚空庫>スキルを習得してくれ、喜んでくれた。



「悪用しちゃ駄目ですよ? すぐ分かりますからね?」


「「「「ぶはっ!」」」」


「そんな事はせんよ・・・」


「あはは、冗談ですよ♪」


「全く心臓に悪いね?」


「んふふ、悪い事に使ったら直ぐに分かるのは本当ですよ?」×アヤメ


「「「「・・・・・・」」」」


「肝に銘じておこう・・・」



 流石に僕が放出したスキルオーブを、一気に市場へ流せば混乱するそうなので、加減は瀧見社長達に任せることにした。


 それでも、まだまだ、いっぱいあるんだけどね♪


 そして、その日の内に日本において、世界で初めてであるSSランクが誕生した事が、テレビで大々的に報道された。


 僕が思ってた以上に大事の様であり、連日に渡りSSランクは誰なのかと言う問い合わせがギルドへ殺到したようだ。


 もちろん、ギルドは頑なに個人情報を漏らすことは無かったが、報道関係者の対応が今なお続いている。


 そして僕達は、あまり気にしても仕方がないので、久しぶりに大阪のダンジョン行くことにした。


 クレセントメンバーと被らない様に、人気のない中級ダンジョンに行くことにした。


 久しぶりに此処へ来たけど、まだ僕達の事を覚えているのか、建物へ入った瞬間ザワザワし出した。



「お、おい、あれって・・・」


「まさか、あの?」


「良いか、絶対絡むなよ?」


「分かってる。俺もそんなに馬鹿じゃねえ」


「うわ~ なんか凄い人達ですね、あんな綺麗な人達が冒険者なんですか?」×受付嬢


「ええ・・・あの人達には、丁寧に対応してね?」


「は、はい」



 ギルドに居る人達の声が色々と聞こえてくるが、絡まれるよりは良いかと思う。



「んふふ、よっぽど、ヨウ君の威圧が怖かったんだね~」×ナギサ


「受付嬢さんにまで引かれるのが、気になりますね?」


「あはは、私が説明しといて上げよっか?」×アヤメ


「いえいえ、別に良いですよ」


「あの、すみません。少し宜しいですか?」


「えっ?」



 僕達に誰も近づいて来ないと思ったら、凄く綺麗な女性6人が声を掛けてきた。


 見たところ冒険者の様だけど、まさか此処で声を掛けてくる人達が居ると思わなかった。


 しかも、どこかで見たことがあるような気がする。



「三日月陽様でお間違えありませんか?」


「・・・はい、そうですけど?」


「私は『リー・シュアン』と申します。


出来ましたら、少し時間を頂きたいのですけど、宜しいでしょうか?」



 思い出した! そりゃー見た事があるはずだ!


 リー・シュアンって言ったら、中国で『至宝』と呼ばれるSランク冒険者だ!


 シュアンさんが僕に何の用だろって思ったけど、大体察しはつくかもね。


 人が居る所で余計な事を言われてもいけないので、皆に目配せをして了解を取る。



「喫茶店にでも入りますか?」


「ありがとうございます」



 僕達はシュアンさん達と喫茶店に入ると、向かい合わせに座れる大きめのテーブルへ着いた。


 念のために、アヤメさんが<サイレント>の魔法を掛けてくれた。



「これは風属性魔法?」×シュアン


「心配しないで、防音魔法よ」


「流石ですね。そんな便利な魔法があるなんて・・・」


「フフ、それにしても耳が早いですね?」×リラ


「御冗談を♪ 皆さんが此処のダンジョンで恐れられてるのは知っておりました。


シドニーであれだけ暴れていたのですから、隠す気は無いのではありませんか?


SSランクの三日月陽様♪」


「えっと、惚けるとこですか?」


「もうバレバレだから、別に良いんじゃないかな?」×ナギサ


「バレるの早かったね~」×ノノ


「ウフフ、それにしても見れば見るほど、とてもSSランクとは思えないほど可愛いお方ですね」


「ありがとうございます。シュアンさん達も綺麗な女性ばかりでパーティを組んでいるんですね?」


「綺麗ですか?」


「綺麗ですよ?」


「ありがとうございます。日本へ来てから少々自信を無くしておりまして・・・


日本には、とても美しくなるポーションがあって羨ましいです」


「くくっ! まさかビューティーポーションが欲しい、って話じゃないよね?」×ツドイ


「もちろんです。単刀直入に言いますと、一度我が国へ招待させていただきたいのですが、如何でしょう?」


「なるほどね~ やっぱり、ずっと調べてたのかな?」×ノノ


「日本、それも大阪は、とても目立っていますから当然と言えば当然かと?」


「ん~ 中国にも一度は行ってみたいですけど、今は行く予定がありませんね。


そもそも、中国に行きたかったのはSランク冒険者に会いたかったからですし。


リー・シュアンさん、キム・ソンイさん、ハン・ソヒョンさん、ユン・フィさん、イ・ギュリさん、アン・テユンさん♪


もう、目的は叶っちゃいました♪」


「・・・私達の名前まで御存知でしたか」×ソンイ


「中国の『至宝』と呼ばれる、有名な冒険者さんですからね、特に女性パーティだから雑誌にもよく載ってましたし」


「なによヨウ君。狙ってたの?」×アヤメ


「ブッ!? 怖い事言わないで下さいよー」


「フフ、ヨウ様がお気に召したのなら、このまま帰す訳にはいきませんね?」×リラ



 ガタッ!



「ま、まさか?」


「んふふ、タイプで言ったら、リラとノノに似てるわね」×アヤメ


「にしし、ヨウ君の好みのタイプなのは間違いないね」×ナギサ


「ヨウ君の好みまで調べて来たのかな?」×ツドイ


「フフ~ 逆に招待する事になったりして」×ノノ


「ちょ、ちょっと、待ってください。僕はサインが貰えたら十分ですからね?」


「・・・宜しいのですか?」


「も、もちろんですよー。最近、短絡的過ぎませんか?」


「フフ、それは失礼しました」



 シュアンさん達を見ると、やはり誤解させてしまったのか額に汗を掻いている。


 まさか、ここで戦闘になるとは思って無かっただろうけど、焦らせてしまったのだろう。



「用件は、それだけですか?」


「お待ちください。もちろん只とは言いませんよ?


我が国にお越し願えれば滞在中、最大限の優遇をする用意があります。


もう一度、再考していただけないでしょうか?」


「ん~ そっちへ行くと色々と聞かれちゃいそうだし、やっぱり遠慮しときます」


「・・・そうですか。ならば1つ賭けを致しませんか?」


「えっと、賭けってなんですか?」


「三日月様達は大変、強いと聞いています。私達と模擬戦をしませんか?」


「ふむふむ、それで僕達が負ければ中国旅行って訳ですね?」


「はい。もちろん私達が負ければ、そちらのお望み通りに致します。


強さに自信があれば、悪い話では無いと思われますが?」


「くくっ! シドニーで戦闘したの僕だけなんだけど、僕と模擬戦するのかな?」×ツドイ


「いえ、三日月様が一番強いとお聞きしていますので、三日月様で結構ですよ?」


「「「「「あはははははは♪」」」」」


「・・・私が何か可笑しな事を言いましたか?」


「フフ、失礼しました」×リラ



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