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15万部突破【書籍⑤巻&COMIC③巻3/1発売】五歳で、竜の王弟殿下の花嫁になりました  作者: あや


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917/926

ディアナ王宮にて 2


「は、はいっ。騒ぎを起こした者達は、何やら術をかけられたディアナの民だったようで……、」


「まあ、恐ろしい」


「またリリア僧の仕業でしょうか? 皆様、御無事で……? 礼拝の皆様も、いとけないレティシア姫も、どんなに怖しかったでしょう……」


女官たちの声に、ルーファスはハッとする。


「フェリス叔父上や、……レティシア姫、……礼拝参加の者たちは大事ないのか」


「はい、殿下。……礼拝に参加した者によれば、騒ぎはフェリス様がお納めになり、怪我人などもなく、……フェリス様を護るようにレティシア姫はお傍についていらしたと……」


「叔父上は御強いが、ち、ちびは、ちびなのに、危ないだろう……」


思わず、ルーファスはそう漏らして、赤くなった。


あいつはどうしていつも無茶をするんだろう?


いや、そういえば、初めて逢ったお茶会のときから、あの姫は、フェリス叔父上を庇おうと、うちのおばあ様に言い返すような無茶な女の子だった。


いつもは、あんなに、ほわわんとしてるのに……。


「レティシア姫はまことにディアナ王家の花嫁らしいと申しますか」


にこっとルーファス付きの女官が微笑む。


「いにしえの竜王陛下のアリシア妃のように、ルーファス様の御母君ポーラ王妃のように、佳き王弟妃となられますね」


王太子宮の女官たちの微笑みを見上げながら、ルーファスは思う。


僕達はちびのことを何も知らない。


ちびが、僕達のことを知らないように。


こんな風に、ちびは、おばあ様とのお茶会に限らず、ひとつとひとつの出来事で、ここディアナでの存在を確かなものにしていく。


ディアナ人は、アリシア妃の時代から気の強い、どんなことにも怯まない女の子が好きだ。


ちびが、優しいフェリス叔父上に守られてばかりだったら、きっと、レティシア姫はそういう女の子だと評価される。


皆が憧れるフェリス叔父上の妃の評判は、これから、こんな風に、ちび自身の行動が作っていくから。


「お、王太子殿下、御心を乱す話をお聞かせして、申し訳ありません……」


いけない。見知らぬ女官を怯えさせてしまった。


「いや。ありがとう。……皆が無事でよかった。……ちちうえに、リリア僧の取り締まりを強化して下さるように僕からも伝える」


あまりにも、レティシアのことばっかり心配してたら、母上に、ルーファス、立派なディアナの王太子殿下として、それはどうかしら? と小首を傾げられそうだ、と、最後の言葉を加える。


実際、リリア僧なんて、まとめて、ディアナから箒で履きだしてほしいぞ! ちびと叔父上が呑気に沐浴もできないじゃないか!(それにしても僕も行きたいぞ、沐浴に!)とルーファスは思っていた。



24時? 更新!!

昨日、一昨日、覗いてくださった方いらしたら、お待たせしましたー!

やっと六巻の校正戻せました!



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― 新着の感想 ―
ポーラさまはお姑様に、義弟との微妙な関係が、巡り巡って息子の嫁取りハードルをガンあげしたことに関しては、真面目に苦情を入れたくなるんじゃなかろうか、ルーファスくん次第だけど
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