表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15万部突破【書籍⑤巻&COMIC③巻3/1発売】五歳で、竜の王弟殿下の花嫁になりました  作者: あや


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
907/916

おにぎりと姫君


「おにぎり、美味しくできたっ!」


レティシアは与えられた室に戻り、竜王陛下の肖像画の前に、おにぎりを供えてご機嫌である。


「ラップがないから、乾燥しそう……。昔の時代劇みたいに、竹の皮とかで巻くといいのかな……、

ディアナに竹あるかな?」


サリアでは竹は見たことないが、ディアナではあるだろうか? あったら拝借したいが、なければ、何の葉でまくと乾燥しにくいか、いろいろ実験してみなければ……。


「フェリス宮に戻ったら、ラムゼイたちにたくさん御礼言わなきゃ!」


きっと、みんな、フェリス様とレティシア姫は神殿のごはんちゃんと食べてるかな? と白ごはん開発に励んでくれたに違いない。あんな上手じゃないレティシアの説明で、こんなに美味しい御飯を炊いてくれるなんて、フェリス宮の厨房のみんな、神……!


「くまちゃん、くまちゃんもおにぎり食べる? 美味しいんだよ。フェリス様がレティシアのおにぎり、他の人にあげたくないって言ってたけど、竜王陛下とくまちゃんなら大丈夫だと思うの!」


くまちゃんは、でも、フェリス様、圧が凄いからね……と言いたげだ。


「それにしても、パン屋さんたちは、誰に術をかけられたのかわからないって仰ってたし、犯人が見つからないのは困るわね……」


(フェリスが一人で犯人捕まえにいっちゃいそうで心配だし?)


「あ、精霊さん、そうなのです……!」


響いてきた声に、レティシアはうんうんと首を振って頷く。レティシアが首を振ると、長い金の髪がさらさら動く。


「精霊さん、おにぎり食べて下さいね!」


(おに、ぎり?)


「はいっ。私の故郷の料理ですっ。とってもおいしいのですっ」


竜王陛下におにぎりお供えしていいですか? と言ったら、きっと喜ぶよ、ってフェリス様は笑ってた。


「竜王陛下、二個あるので、精霊さんにも一個お分けください」


肖像画の竜王陛下に許可をとる。いやもちろん竜王陛下は了承して下さると思うが……。


「は。王太后様にも、いつか、おにぎり、差し入れてみようかな?」


ことり、とレティシアは小首を傾げる。


王太后様は何をお好きなのかしら? お米、お嫌いじゃないかしら? 


(……やさしい子だなあ、レティシアは)


ふんわり、頭を撫でられているような感触。


「優しくないです。王太后様がフェリス様に意地悪すると、王太后様、だいきらいっ……! とか思っちゃいますし」


でも、高すぎる氷の山とはいえ、歩み寄りは大事よね。


シュヴァリエの美味しいものとか、おにぎりとかで、王太后様を少しでも懐柔したい。



「どっちもオレだから、オレがぜんぶいただくぞー。お父さんは、レティシアはオレの分を忘れたりしないって知ってたぞ!」(from竜王陛下)


本日、24時10分前のシンデレラ更新です…!(笑)


7/1、椎名先生の5歳コミカライズ18話シーモア先行配信しました!

マリウス陛下に謹慎解除の御礼に行く二人の回です! マリウスもイケメン!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ここに来ると、ホッとします レティシア、優しくて可愛らしい 更新ありがとうございます
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ