五歳で四周年記念SS
「フェリス様ー!」
たたた! と薔薇の花を抱えたレティシアは桜色のドレスを翻して走っていく。
「レティシア、どうしたの? そんなに急ぐと転んでしまうよ」
「よん、しゅう、ねん、ですー! フェリス様ー!」
きゃーっ! とレティシアはフェリスに抱えあげられながらはしゃぐ。
「四周年?」
「はい。私たちの物語が始まって四年がたちました!」
「なんと。もう、僕達の物語は、愛しいレティシアの歳になってしまうね」
おや、とフェリスは美しい眉を動かす。
「はい! 本日から、五歳で~が、五歳になります! お祝いですー!」
「レティシアは可愛いけど、こんな妖しい僕やレーヴェの出てくる何だか妙な話を四年も読んで下さる優しい読者の方々に心から感謝だね」
「妙ではありません、フェリス様! フェリス様がとっても素敵なお話です! 竜王陛下の守護もついてます!」
「そうだといいけど……、レーヴェの守護、異界まで届くだろうか?」
「きっと届きます! 竜王陛下、偉大なので! それに私もお仕事で疲れた帰りなどに、お気に入りの小説や漫画を読んでましたから」
「レティシアも。では、レティシアのよう令嬢方に応援して頂いてるのだね、きっと」
「はい。皆様、きっと、フェリス様を推して下さってます!」
「僕と同じように、レティシアを推して下さってるよ、きっと」
「いえ、世の理として、乙女はフェリス様やレティシアを推すものなのです! もちろん私のこともちょこっと応援して頂けると嬉しいですが!」
「こんな可愛い人を応援せずにはいられないよ。……今年は、三月に小説五巻とコミカライズ三巻がでたね」
「はい! どちらもとっても可愛いのです! コミカライズ三巻は竜王陛下が」
「そう、レーヴェがレティシアより目立ち過ぎ……いえ、……うちの先祖の出たがりはおいておいて、コミカライズ三巻は、僕が義母上に謹慎されたりしてレティシアに迷惑かけてるくだりです」
「懐かしいですね! コミカライズ三巻は、こちらの連載的には、一年目くらいに描かれたあたりです! まだ私もフェリス様もお互いに遠慮でいっぱいです!」
「小説五巻は、時の魔法のかかったレティシアとお茶会のあたりです。表紙の大人レティシアがとっても……綺麗です」
フェリスがまた赤くなっているので、フェリス様? と腕の中のレティシアは、フェリスのほっぺをぺたぺたしている。
「フェリス様が、綺麗です! 皆様が三月にたくさんお迎え下さったので、小説六巻七巻、コミカライズ四巻も予定されてますので、お楽しみに!」
「四年間ずっと応援頂いてる方も、今年からの方も、まことにありがとうございます。……皆様のおかげで、四年、レティシアと過ごせて嬉しいです。明日からも、僕とレティシアと、ディアナでご一緒頂けると幸いです」
「私も、皆様のおかげで、四年間、フェリス様を力いっぱい推し活できてて、嬉しいです! ぜひまた明日からも、ご一緒にフェリス様を推して参りましょう! 夏の暑さにお気をつけて!」
「四周年の祝いの膳と祝いのケーキを厨房に言わないとね」
「楽しみです、お祝いのケーキ! では皆様、また明日! いつも本当にありがとうございます!」
ふわふわと色とりどりの薔薇の花びらが舞い散って、はしゃぐ二人を祝っていた。
「五歳で、竜の王弟殿下の花嫁になりました」本日四周年です!
いつも読んで下さって、ありがとうございますー!
ほんっとうに、読んで下さる皆様のおかげで、続いてます!(眠くて寝落ちしちゃう日も、諸々で更新できないときも、でも誰か待っててくれてるかもって、笑) 心から感謝です!
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コミック三巻表紙❤
五歳で、竜コミック連載