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撃退
「こいつ、やる気だぜ?」
男たちはせせら笑い、俺たちを囲む。
「よぉし、やっちまえ!ガキは殺すな!」
背後の男から襲ってきた。
気配で察知し、銃床で腹を殴りつける。
「う、がっ……」
後ろの男は地面を転がり、苦しみながら悶える。
もう一人男が剣を振り抜いた隙に踏み込み、銃剣で目を突き刺した。
もう一人の男も目を押さえて倒れ込んだ。
ルミは足元で目を覆って座り込んで泣いている。
「こいつ、強いぞ……!」
「お前らどきな。俺がやる」
斧を持った男が前に出た。こいつが頭だろう。
「死ねぇ!」
男が振りかぶった隙に、俺は太ももを突き刺した。
「ぎゃあ!」
男は悲鳴をあげ脚を押さえた。
脚からは大量に出血している。
「まだやるか?」
俺は周りのゴロツキに声をかけた。男たちの戦意が衰えていくのがわかる。
「脚の急所だ。そいつを早く医者に見せないと出血死するぞ」
「く、くそぉ!覚えてろよ!」
ゴロツキ達は仲間を抱え逃げ去って行った。
「……終わったぞ」
ルミはビクッとして、顔を上げた。
「こわかったぁ……」
「もう大丈夫だ」
俺はルミの頭を撫でた。
(この子本当に珍しいんだな……)
俺は震えたルミを落ち着かせるために手を繋ぎ、そのまま薬屋に向かった。




