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白い少女と歩兵銃  作者: Koalaman
第一章 ルーク王国編
8/50

撃退

「こいつ、やる気だぜ?」


男たちはせせら笑い、俺たちを囲む。


「よぉし、やっちまえ!ガキは殺すな!」


背後の男から襲ってきた。

気配で察知し、銃床で腹を殴りつける。


「う、がっ……」


後ろの男は地面を転がり、苦しみながら悶える。


もう一人男が剣を振り抜いた隙に踏み込み、銃剣で目を突き刺した。


もう一人の男も目を押さえて倒れ込んだ。


ルミは足元で目を覆って座り込んで泣いている。


「こいつ、強いぞ……!」

「お前らどきな。俺がやる」


斧を持った男が前に出た。こいつが頭だろう。


「死ねぇ!」


男が振りかぶった隙に、俺は太ももを突き刺した。


「ぎゃあ!」


男は悲鳴をあげ脚を押さえた。


脚からは大量に出血している。


「まだやるか?」


俺は周りのゴロツキに声をかけた。男たちの戦意が衰えていくのがわかる。


「脚の急所だ。そいつを早く医者に見せないと出血死するぞ」

「く、くそぉ!覚えてろよ!」


ゴロツキ達は仲間を抱え逃げ去って行った。


「……終わったぞ」


ルミはビクッとして、顔を上げた。


「こわかったぁ……」

「もう大丈夫だ」


俺はルミの頭を撫でた。


(この子本当に珍しいんだな……)


俺は震えたルミを落ち着かせるために手を繋ぎ、そのまま薬屋に向かった。

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