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白い少女と歩兵銃  作者: Koalaman
第六章 狂騎士編
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最後の一撃

俺は地面に転がりながら、体勢を整えようとするが、脚に力が入らず、その場で尻餅をついてしまう。


「終わりだ……シカノスケ」


(くそ!……くそ!)


クッキーはゆっくりと斧槍を持ち上げる。


「くたばれ……」


(ルミ……すまん。約束……守れなかった)


俺は半ば諦めていた。


(雪之丞の次にルミとの約束も守れないのか……情けねぇ)


色々な思い出がよみがえる……。これが、走馬灯ってやつか。


斧槍が振り下ろされる瞬間、クッキーの頭に石が当たる。


クッキーは石が投げられた方を見た。


ルミだった。


「わ、わたしが相手だ!」


見なくてもわかるほど震えた声でルミが叫んだ。


「ガキ……」


その一瞬、ルミを見た。

この一瞬で十分だった。


俺はクッキーの頭に狙いを定め、引き金を引いた。


俺の最後の一撃だ。


――ダァン!!


銃声が辺りに響き渡る。


まるで時間が止まったようだった。


発砲音に驚き、鳥が一斉に飛び立つ。


弾丸はクッキーの側頭部を貫いた。


二秒、三秒と時間が経ち……


クッキーは天を仰ぎそのまま後ろに大の字で倒れた。

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