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白い少女と歩兵銃  作者: Koalaman
第六章 狂騎士編
44/50

因縁

山道を歩いていると、小さな空き小屋を見つけた。


「あ!この小屋!知ってる!」

「いよいよ近くなって来たって事だな」


「うん!……お母さん元気かな?」

「お前の顔見たら喜ぶよ」


「うん!」


その瞬間、背中にゾワリと殺気を感じた。


「ルミ!」


俺はルミを抱え横に飛んだ。


先程まで立っていた所に斧槍が振り下ろされていた。


「シカノスケェ!!」


顔は包帯だらけだがあの黒い甲冑と声、鋭い眼光で誰だかすぐにわかった。


黒騎士クッキーだ。


「貴様……生きていたのか……!」

「シカノスケェーー!!」


「ルミ!離れてろ!」

「う、うん!」


俺は銃剣を歩兵銃に装着した。

クッキーは斧槍を荒々しく振り回してくる。


(怪我のためか、以前のような鋭さはない。しかし……)


ガキィン!!


俺は歩兵銃で斧槍を受け止めるが、吹き飛ばされ地面を転がる。


(凶暴になっている……!)


俺は歩兵銃の照準を定め、発砲した。


――ダァン!


しかし、クッキーは身体を素早く逸らし、致命傷を避け肩に着弾する。


クッキーは肩から血を流しながら怯むことなく、俺の名前を叫びながら突進してきた。


横薙ぎの大振りをしゃがんで躱したが、クッキーは身体を捻り蹴りを放つ。


ドカッ!


「ぐあっ!」


俺は吹き飛ばされるが、立て直し装填。

もう一度撃つが、今度は完璧に躱されてしまう。


(こいつ、銃の特性を理解してきている……!)

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