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白い少女と歩兵銃  作者: Koalaman
第五章 プレッツェル領編
40/50

プレッツェル伯爵

「ルミ、怪我は無いか?酷い事はされてないか?」

「うん、大丈夫だよ。何もされてないよ!」


ルミの安否を確認し、


「ルミ、俺にもしもの事があっても、俺の背嚢に地図がある。ここからもう少し西だ。一人でも行けるな?」

「やだよ!それに何もしないって……」


そう話していると、身なりのいい貴族が現れた。


「なぜ牢屋に入れる?この者を出してやれ」

「はっ!しかし、暴れるかもしれませぬ」


「構わぬ。お前が守ってくれるのだろう?」

「……わかりました」


タルトは牢屋の鍵を開けた。


「騎士団が手荒な真似をしてすまなかった。私はプレッツェル。ここの領主だ」

「なぜ、俺たちを?」


「カール公の暴虐は王都にも幾度も報告が上がっている。証言があれば私から正式に手を回し、お前達の身の安全を保証しよう。話してくれるな?」

「本当か?」


「疑り深いな。それだけ慎重だと言うことか。お前はシカノスケか?」

「そうだ」


「お前がカール公について見てきた事、聞いた事、全て私に教えてくれないか?」


疑いがなくなったわけではなかったが、どこかこの領主は信頼できる。

そう直感した。


俺とルミは今まであった事をプレッツェルに伝えた。

ルミが攫われていた事、村での暴虐、関係あるかわからないが、邪教徒たちの事、すべて話した。

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