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タルト騎士団
翌朝、目を覚ますとルミはまだ眠っていた。
外の空気を吸おうと一階に降りると娘が掃除をしていた。
「あ、シカノスケさん。早いね」
「朝から精が出るな。なぜ名前を?」
「帳簿書いたろ?」
「……ああ、そうだったな」
「女の子は?」
「まだ寝てるよ」
「どこ行くんだい?」
「外だ。すぐ戻る」
「あいよ」
宿屋から出ると朝日が眩しかった。
少し離れた、街の中央には噴水と時計台があった。
(いい朝だ)
そう思ってると複数の足音が聞こえ、あっという間に取り囲まれた。
騎士たちだ。
「貴様がシカノスケか?」
その中でも豪華な装飾を付けた鎧の男が騎士たちを押しのけ尋ねてきた。
「如何にも。俺が鹿之助だ」
(しくじった……銃は宿だ)
「私は騎士団長のタルト。聞きたい事がある」
タルトの手にはボウガンが握られていた。
「カールの手の者か?」
「その件についてだ」
「ならば、答えられん!」
俺は素早く間合いを詰め、ボウガンを叩き落とした。
そのまま組み伏せようとしたが、払われ、逆に投げ飛ばされてしまった。
「ぐっ!」
すぐに体勢を立て直すと再びタルトに向かった。
「みな、手を出すな!私がやる」




