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脱出
俺は槍を躱し、捌いたが、針山地獄のような槍の総攻撃に押されていた。
その中の一撃が俺の足に刺さった。
――グサ
傷は浅い。
俺は刺してきた男の喉を狙いすまし突きを放った。
ズンッ!
また一人倒したが、数が多い。数えてる暇はない。
それも慣れない槍だ。
一人一人確実に仕留め、部屋から出る。
「ルミー!」
「おじちゃぁん!」
ルミがぶかぶかの軍帽を被り、俺の装備と歩兵銃を持って来た。
一人で侵入して探していたのか……無茶しやがって。
「言う事は聞け!」
「ご、ごめんなさい!」
「いや、でもよくやった……離れるなよ」
安心感から怒鳴ってしまったが、助かった。俺はルミを撫でた。
屋敷にわらわらと人がなだれ込んでくる。
俺は槍を集団に投げ付け、銃剣を装着した。
マッチで導火線に火をつけ、手製の手投げ弾を裏口の集団に投げつけた。
ドォォォン!!
「なんだ!爆発だ!」
「行くぞ!」
「うん!」
爆発は大した威力ではなかったが、怪我をさせるのと怯ませるのには効果絶大だった。
歩兵銃で二発発砲し、二人を射殺。混乱した隙に間合いを詰め、銃剣で次々と敵を倒した。
「よし、このまま村の外に出るぞ!」
「う、うん、まって!」
ルミを見ると走る速さに着いて来れず、へとへとになっていた。
俺はルミを抱えると、村の外へむかった。




