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覚悟
草叉で槍を絡め取り、柄で一人の顎をカチ上げ、倒した。
落ちた槍を拾い、構えた。
残りの二人も槍で突いて来る。
槍は完全な素人……だが、大人数の場合それが厄介だ。
動きが読みづらい。
ただ突いてくるだけと言う隙の少なさ。
しかも躊躇いがない。
俺は一人の手首を槍先で切り裂き、もう一人は喉を柄で思いっきり突く。
「ぐえ!」
「うわぁ!血が!」
「ルミ!」
ルミが隠れたところに声をかけるが、返事がない。
(ルミがいない……?まさか、連れて行かれたのか?)
騒ぎを聞きつけ大勢寄ってくる。
十人ほどか?
「囲め囲め!!」
「せーの、で突くぞ!……せーの!」
俺は間一髪、一階の窓の中に入る。
「中に入ったぞ!」
くそ……ルミはどこだ?
部屋から出ようとした時、敵が一人ドアの前にいた。
「うわっ!ここにいるぞ!」
俺は槍先を掴み、頭突きを入れた。
「ぐはっ!」
「ルミ!どこだ!!」
広間から次々と人が来る。
窓からも入ってきた。
(仕方ない……ここで止めなければルミを探すこともできない)
俺は殺す覚悟を決めた。
俺は窓から入ってくる敵を、次々と串刺しにした。
「俺は梶原鹿之助!死にたいやつはかかって来い!」
怒号に白い法衣の集団は一度怯み足を止めたが、意を決したように再び襲いかかってきた。




