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白い少女と歩兵銃  作者: Koalaman
第四章 邪教徒編
29/50

覚悟

草叉で槍を絡め取り、柄で一人の顎をカチ上げ、倒した。


落ちた槍を拾い、構えた。

残りの二人も槍で突いて来る。

槍は完全な素人……だが、大人数の場合それが厄介だ。

動きが読みづらい。

ただ突いてくるだけと言う隙の少なさ。

しかも躊躇いがない。


俺は一人の手首を槍先で切り裂き、もう一人は喉を柄で思いっきり突く。


「ぐえ!」

「うわぁ!血が!」


「ルミ!」


ルミが隠れたところに声をかけるが、返事がない。


(ルミがいない……?まさか、連れて行かれたのか?)


騒ぎを聞きつけ大勢寄ってくる。

十人ほどか?


「囲め囲め!!」

「せーの、で突くぞ!……せーの!」


俺は間一髪、一階の窓の中に入る。


「中に入ったぞ!」


くそ……ルミはどこだ?


部屋から出ようとした時、敵が一人ドアの前にいた。


「うわっ!ここにいるぞ!」


俺は槍先を掴み、頭突きを入れた。


「ぐはっ!」


「ルミ!どこだ!!」


広間から次々と人が来る。

窓からも入ってきた。


(仕方ない……ここで止めなければルミを探すこともできない)


俺は殺す覚悟を決めた。


俺は窓から入ってくる敵を、次々と串刺しにした。


「俺は梶原鹿之助!死にたいやつはかかって来い!」


怒号に白い法衣の集団は一度怯み足を止めたが、意を決したように再び襲いかかってきた。

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