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白い少女と歩兵銃  作者: Koalaman
第三章 領主編
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蒐集家

――領主邸では


カールの腕の傷を掛かり付け医が慌ただしく治療していた。


「大袈裟な。もうよい。奴らはどうなった?」


カールは護衛に聞いた。


「森に逃げ込んだところまでは突き止めたのですが……」

「見失ったのだな?」


「申し訳ございません」

「……クッキーは戻ったか?」


「クッキー殿は村で瀕死の重傷を負っております。助かるかどうかは五分五分かと……」

「奴らを侮っていたようだな……。クッキーの治療に専念させよ。あれはそう簡単に死にはせん」


「はっ!……ひとつ、よろしいですか?」

「……なんだ?」


「なぜ、あのような子供に執着なさるのですか?」


カールは立ち上がり、飾られている白狼の剥製を愛おしそうに撫でた。


「……私は美しい物を見ると飾りたくなる質でね」


護衛はカールの鋭い目つきに背筋が冷たくなるのを感じた。


「引き続き捜索せよ」

「は、はっ!!」

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