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白い少女と歩兵銃  作者: Koalaman
第二章 刺客編
13/50

距離

「俺はビスケット。名を名乗れ」

「鹿之助だ!」


俺は答えると同時に銃剣で斬撃や突きを連続で繰り出した。

ビスケットは全てを紙一重で躱しながら反撃で俺の体を切り刻んでいく。


速い……いや、太刀筋が読めない。


俺は下段を薙ぎ払うが、素早く飛び上がり、蹴りを入れられる。


「ぐっ!」


こんなやつもいるのか……攻撃が何故か避けづらい……!


距離だ。距離を取れば……


そこへビスケットは横薙ぎを放った。


(今だ!)


俺は飛び退いた。

腹の薄皮を切り裂かれたが、これで距離が出来た。

すかさず装填し、銃口をビスケットに向ける。


――ダァン!


俺は発砲した。


「!!」


が、勘まで冴えているのか、体をズラし、ビスケットの右肩に当たる。


(心臓を外したか!)


俺はすかさず次弾を装填するが、その隙にビスケットは距離を詰めてきた。

俺は間一髪、歩兵銃で剣を受け止める。


ビスケットの右肩から血が吹き出すと剣を押し込む力が一瞬緩んだ。


俺はビスケットの腹に蹴りを入れて再び距離を取る。


「今のはなんだ?魔法か?」

「動くな!次は外さん」


やつは横に動きながら近づいてきた。


(的が絞れない……なんて機転の利くやつなんだ……!)

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