表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白い少女と歩兵銃  作者: Koalaman
第一章 ルーク王国編
11/50

西に向かい、街道を俺たちは歩いていた。


「おじちゃん」


そう言うとルミは手を差し出した。俺はルミと手を繋いで歩いた。


「遠いからいくつか村を経由してから行くぞ」

「うん!」


次の村までは結構時間がかかるな。

しばらく歩くと辺りが暗くなってきた。


「今日はこの辺りで野宿をしよう。薪を集めてくれ」

「うん!」


「俺の目が届く所で集めろ」

「わかってるよー!」


その間に俺は携帯天幕を張った後、薪集めを手伝った。


「少し……集め過ぎたな」

「いっぱい集まったね!」


俺たちは笑った。

薪を準備して、マッチで火をつける。


「え?!今のどうやったの?」

「え?ああ、マッチだ。この棒を擦ると燃えるんだ」


「わたしにもやらせて!」

「……次な」


……マッチも、無駄には出来んな。


春と気候は似ているが、夜はまだ肌寒い。満州ほどではないが。


(雪之丞……故郷の土に帰れたのだろうか……)


焚き火に当たりながらルミが色々話しかけてきた。


「おじちゃんはどこから来たの?」

「日本という国だ」


「ニホン?遠いの?」


……ここは俺が知ってる世界ではないらしい。


「ああ……すごく遠いよ」

「レイア村着いたらおじちゃん帰っちゃうの?」


「そうだな。帰り方を探すよ」

「そっか……」


ルミは一度寂しそうな顔をすると再び口を開いた。


「もし、帰ったら何がしたい?」


「そうだなぁ……」


ルミは俺の言葉をわくわくしながら待っていた。


「桜が見たいな。今頃満開で綺麗だろうよ」

「サクラ?」


「春に咲く、薄桃色の綺麗な花だ」

「見てみたい!」


「ああ……いずれ見れるといいな」

「うん!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ