第51話:神様、隠し事は禁止です! 神界の不祥事を高圧洗浄し、透明性を100%にせよ
「……おい、エレン。……あの雲の上から差し込んでくる『神々しい光』、見てみろ。……あれ、不自然に眩しすぎないか? ……まるで、汚れを隠すために無理やり露出を上げた、修正写真みたいな不自然さを感じるぞ」
WCO本部の展望デッキ。俺が指差した天界の輝きは、確かに神々しい……が、俺の「潔癖センサー」は、その光の裏で発酵している『隠蔽された不祥事の悪臭』を捉えていた。
「……流石は総帥。……現在、天界では『神々のプライバシー保護』という名目で、過去の女性問題や横領、性格の悪さといった『神格のシミ』を、高圧の聖なるワックスで塗り固めて隠蔽しています。……そのせいで、下界に降る雨に『不純な言い訳』が混ざり始めています」
「……全知全能を自称するなら、まず自分の身の潔白を証明しろ。……非常に、不透明だ」
俺は即座に、WCO神界対策室が開発した究極の洗浄兵器――『概念・超高圧洗浄機:ゴッド・ケルヒャー』を起動した。
「未来の俺! ぼさっとするな! ……お前は、その『神格専用・不祥事吸引バキューム』を背負って、俺が剥がした『神話のメッキ』をすべて回収しろ! インターンとして、神の不浄を直接触れる光栄に浴させてやる」
『……へいへい。……未来じゃ神々と麻雀打ってた俺が、神の隠し子の後始末(掃除)かよ……。……このバキューム、溜まった不祥事が重すぎて肩が外れそうなんだが?』
未来の俺が、文句を言いながらも神界の門へとノズルを向ける。
「シブキ! 天界全体に『真実暴露・剥離エッセンス』を散布しろ! ……ムサシさんは、神々が羽織っている『嘘の衣』を、剣圧でミリ単位に切り裂いてくれ!」
「御意ッ!! 佐藤殿、……『神の皮を剥ぐ』仕事、……これぞまさしく不敬の極み、そして掃除の極致ですな!!」
ムサシが『斬鉄丸』を一閃させると、天界を覆っていた「眩しすぎる光のカーテン」がズタズタに引き裂かれ、その下から黒ずんだ『神々の本性』が露出した。
そこに、俺が最高出力のケルヒャーを叩きつける。
「……吹き飛べ、神々の隠蔽工作! ……奥義、『全能洗浄・コンプリート・ディスクロージャー(Divine Wash)』!!」
ズガガガガガガガガガッ!!
俺が放った概念水流が、神話の壁にこびり付いた「浮気現場の証拠」や「全知全能の計算ミス」という名の頑固な油汚れを、根こそぎ弾き飛ばしていく。
露出した不祥事は未来の俺がバキュームで次々と飲み込み、シブキがそれを「客観的な事実」として再構成し、全人類へストリーミング配信した。
『……全知全能の雷神、実は……極度のマザコンで、寝室がぬいぐるみだらけであることが判明しました……』
数分後。
眩しすぎた天界は、一切の虚飾がない、清潔で風通しの良い「ガラス張りのオフィス」のような空間へと変貌した。
つぶやいたー(天界・実況版):
『【速報】神々のプライベート、掃除神によって全世界に晒されるwww 威厳、完全消滅ww』
『「神話」が「不祥事の謝罪文」に書き換えられてて草。……ケルヒャーの威力、神殺しを超えてるだろw』
『未来の俺が、神の隠し子のオムツ替えててシュールすぎて腹痛いww』
『現在の状況:神々が「隠し事はもうしません」と全裸で反省会を開始。天界の透明性が100%を突破した模様』
「……ふぅ。……エレン。……これで、この世界の『トップ』も風通しが良くなったな」
「……そうですね、総帥。……ですが、神々を丸裸にしすぎたせいで、今度は『未来の俺』が、神の秘密を握って彼らを脅し始め、天界の利権を握ろうとしていますが……」
「…………。……よし、シブキ。……あのおっさんの『強欲な脳細胞』を、一度煮沸消毒してこい」
――カズマの「第3部」は、神のプライバシーすらも公共の利益(掃除)のために公開し、ついには「全宇宙の管理ログ」そのものを校正する、超越的な領域へと突入する。
第51話、お読みいただきありがとうございました!
神々の隠し事を「高圧洗浄」で暴いてしまったカズマさん。
どんなに高尚な神話も、彼にとっては「不都合な真実を隠すための汚れ」に過ぎませんでした。
次回、第52話。
「宇宙の寿命、実は『カスが溜まって放電中』!? カズマが巨大な綿棒で、ビッグバンの端子をクリーニングする回」
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佐藤カズマの「概念クリーニング」、ついに宇宙のハードウェアをメンテします!




