第50話:歴史の教科書を丸洗い!? 悲劇の記述(インクのシミ)を『神話級・消しゴム』でゴシゴシ消せ!
「……おい、エレン。……この図書館の『歴史コーナー』、異様に空気が重くないか? ……本棚から『腐ったインク』の匂いと、誰かのすすり泣きが聞こえてくるぞ」
WCO本部の資料室。俺が指差した古い歴史書は、不自然にページが波打ち、文字がドロドロに溶け出して、まるで黒い涙を流しているようだった。
「……流石の嗅覚です、総帥。……それは『情報の腐敗』です。……権力者の捏造や、解釈のねじ曲げによって生じた歴史の矛盾が、インクのシミとなって過去そのものを汚染しているのです。……放置すれば、未来の子供たちの思考まで『黄ばんで』しまいます」
「……許せねぇな。……事実を歪めるのは、窓ガラスに泥を塗るのと同じだ。……非常に、不誠実だ」
俺は即座に、WCO開発局が誇る究極の文房具――『時空消しゴム・モノ(神殺し仕様)』を取り出した。
「未来の俺! ぼさっとするな! ……お前は、その『歴史専用・修正液(修正王)』を抱えて、俺が消した跡を綺麗に塗りつぶせ! インターンとしての初の大仕事だぞ」
『……へいへい。……過去を消して未来を書き換えるなんて、……掃除屋の範疇を超えてる気がするけどな。……ま、消しカスを捨てるのは俺の仕事なんだろ?』
未来の俺が、不貞腐れながらも巨大な修正パレットを構える。
「シブキ! 書籍全体に『真実の漂白ミスト』を噴霧しろ! ……ムサシさんは、ページにこびり付いた『捏造の塊』を、剣先でピンポイントに剥がしてくれ!」
「御意ッ!! 佐藤殿、……『文字の汚れ』を削ぐ仕事、……これぞ筆より強い剣の使い道ですな!!」
ムサシが『斬鉄丸』で、歴史書に刻まれた「不当な弾圧」や「悲劇の結末」という名のインクの塊を、紙を傷つけずに薄皮一枚剥ぐように削り取った。
そこに、俺が巨大な消しゴムを叩きつける。
「……消えろ、歴史の汚れ! ……奥義、『時空修正・ハッピーエンド・クリーン(Eraser of Fate)』!!」
ゴシゴシゴシゴシゴシッ!!
俺が本の上で猛烈に消しゴムを走らせると、悲惨な戦争の記述や、無実の罪で処刑された英雄の末路が、真っ白な『消しカス』となって霧散していった。
そこへ未来の俺が修正液を流し込み、シブキが「真実の筆記」を施すと、ページの内容が劇的に書き換わっていく。
『……英雄は死なず、……奇跡の掃除により国は救われ、……民衆はピカピカの床で末永く幸せに暮らしました……』
数分後。
重苦しかった図書館の空気は一変し、歴史書からは「新築の家」のような清々しいインクの香りが漂い始めた。
つぶやいたー(未来・アカデミック版):
『【速報】歴史の教科書が急に改訂されたww 悲劇だったシーンが全部「大掃除で解決」になってて草』
『「暗黒時代」と呼ばれた100年間が、最新の研究(?)で「全土ワックスがけ強化月間」に書き換えられた件ww』
『未来の俺が、巨大な消しゴムのカスを「これ、消臭剤になります」って配り歩いててシュールw』
『現在の状況:過去が綺麗になった影響で、現代人の「原因不明の頭痛」や「トラウマ」が次々と浄化されている模様』
「……ふぅ。……エレン。……これで、この世界の『根っこ』もスッキリしたな」
「……そうですね、総帥。……ですが、歴史をポジティブにしすぎたせいで、今度は『未来の俺』が、過去の苦労を忘れてまた調子に乗り始めていますが……」
「…………。……よし、シブキ。……あのおっさんを、消しゴムで少し『カド』が取れるまで削っておけ」
第50話、お読みいただきありがとうございました!
歴史の悲劇を「消しゴム」で消してしまったカズマさん。
捏造も悲哀も、彼にとっては「ページを汚すインク汚れ」に過ぎませんでした。
次回、第51話。
「神話の神々、実は『不祥事』を隠蔽中!? カズマが全知全能のプライバシーを暴き、神界の透明性を100%にする回」
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佐藤カズマの「概念クリーニング」、ついに神々の「黒い噂」を漂白します!




