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第46話:未来のオーロラは『排気ガスの虹色反射』!? 巨大霧吹きで空を丸ごとリセッシュせよ!

「……おい、未来の俺。……あの空のオーラ、なんだかやけに『テカテカ』してないか? ……おまけに、空から洗剤みたいな匂いがするぞ」


未来都市の夜空にたなびく、不自然なまでに鮮やかな七色のカーテン。

 それは幻想的なオーロラ……に見えたが、俺の鼻を突いたのは、フローラルでフルーティーな、それでいて鼻の奥がツンとする「人工芳香剤」の匂いだった。


『……あー、あれな。……未来の俺、……「地球全体を良い匂いにしたい!」と思ってさ、……宇宙規模の芳香散布ドローンを一万機飛ばしたんだよ。……そしたら、香料の成分が上層圏で固まっちゃって、……日光を反射して「七色の油膜」になっちゃったんだよね』


「……お前は地球を『トイレの芳香剤』にする気か! ……この、宇宙規模の香害野郎が!」


俺は激怒した。

 エレンが差し出した分析データによれば、この「オーロラ(油膜)」のせいで成層圏の通気性が悪化し、地球全体が『巨大な密閉容器』と化して、中の空気が蒸れ始めているという。


「……シブキ! 雲の上に『巨大・空気清浄フィルター』を展開しろ! ……WCO特製、『神話級・超微細除菌ミスト(スカイ・リセッシュ)』を成層圏全体に噴霧する!」


『承知いたしました、マスター。……「大気全自動洗浄・モード」起動。……こびりついた「フェイクの香り」を根こそぎ中和し、無臭の真理へと導きます』


「……ムサシさん! あの虹色の膜を、剣圧で細かく切り刻んでくれ! 霧吹きが浸透しやすくするんだ!」


「御意ッ!! 佐藤殿、……『空の色を削ぐ』仕事、……これぞまさしく無想の極地ですな!!」


ムサシが『斬鉄丸』を抜き、一太刀で数千キロの「虹色のカーテン」をバラバラに粉砕していく。

 そこに、俺が巨大な霧吹きを構え、トリガーを引き絞った。


「……消えろ、余計な香りとベタつき! ……奥義、『大気還流・スカイ・デオドラント(Atmosphere Reset)』!!」


シュアァァァァァァァァァァァッ!!


成層圏に、宇宙規模の除菌ミストが降り注ぐ。

 虹色に輝いていた油膜(香料の塊)が、ミストと反応して透明な水滴へと変わり、浄化の雨となって地上へと落ちていく。

 

 数分後。

 そこには、かつての「人工的な虹色の空」の姿はなかった。

 

 一切の匂いも色付けもない、どこまでも深く、吸い込まれるような【真実の夜空ディープ・ブラック】が戻ってきた。


つぶやいたー(未来・気象庁公式):

『【朗報】地球、ようやく「洗剤の匂い」から解放されるww 空気が美味すぎて肺が驚いてるぞww』

『「オーロラが消えた」んじゃなくて「汚れが落ちた」だけだった件。……掃除神、ついに空気まで洗ったw』

『未来の俺「……あの芳香剤、一個で銀河銀行の利子一年分したのに……(鼻水)」』

『現在の状況:空気が澄みすぎて、100億光年先の「神様がうっかり捨てたゴミ」まで見えるようになった模様』


「……ふぅ。……エレン。……これでようやく、深呼吸ができるな」


「……そうですね、総帥。……ですが、空を無臭にしすぎたせいで、今度は『未来の俺』の体臭(加齢臭)が際立ってしまい、周囲1キロが立ち入り禁止区域になっていますが……」


「…………。……よし、シブキ。……あのおっさんを、そのまま『高圧洗浄・人間洗濯機』に叩き込め。……根性から洗い流してやる」

第46話、お読みいただきありがとうございました!


オーロラを「油膜」としてリセッシュしてしまったカズマさん。

どんなに美しく見える現象も、彼にかかれば「掃除の不備」でしかありません。


次回、第47話。

「未来のカズマ、ついに『断捨離』される!? 過去の自分が未来の自分を『粗大ゴミ』として宇宙の果てに納品する回」


**「オーロラが香害w」「空にリセッシュww」と思った方は、

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佐藤カズマの「未来リフォーム」、いよいよ自分の尻拭いの終着点へ!

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