第34話:天界大浴場オープン! 神々の数万年分の『垢』を、高圧洗浄機と重曹で根こそぎ落とす
「……おい、最高神ゼウスさん。……ちょっと、こっちに来て脱いでくれ」
運命の糸をサラサラに仕上げた俺は、神界の中央広場に特大の『簡易型・高圧洗浄ブース』を設置した。
神々は「我らは不老不死! 常に神々しく輝いている!」と胸を張っているが、俺の目には、彼らの後光が「古い蛍光灯のカバーに溜まった埃」のような、濁った色に見えていた。
「……総帥。……確かに、神々のオーラ、よく見ると『黄ばんで』ますね。……加齢臭ならぬ『加神臭』というか、古い図書館みたいな匂いがします」
「だろ? ……エレン、**『神性対応・重曹パワースクラブ』**の準備を。……シブキ、お前は最高の『神の湯(42℃設定)』を生成しろ」
『承知いたしました、マスター。……「ゴッド・ジャグジー・モード」を起動。……毛穴の奥に詰まった「傲慢」や「怠惰」まで、一気にバブルで弾き出します』
「……な、何を不遜なことを! 我が神体は純潔――ギ、ギギィィッ!?」
抵抗する最高神を、ムサシが『斬鉄丸』の峰打ちで軽く気絶させ、洗浄ブースへと放り込んだ。
「……ムサシさん、お見事。……よし、洗浄開始!」
ズババババババババッ!!
俺は高圧洗浄機のノズルを握り、最高神の体に『高濃度重曹ミスト』を叩きつけた。
「……落ちろ、数万年分の権威(汚れ)! ……奥義、『神体研磨・ゴッド・ピーリング』!!」
ジュワァァァァァァッ!!
最高神の体から、ドロドロとした黒い液体(※蓄積されたストレスと自堕落な生活の垢)が流れ落ちていく。
俺は仕上げに、特製の『神話級・ボディタオル』で、背中をゴシゴシと力いっぱい擦った。
「……おお……。……おおおぉぉぉぉっ!! ……身体が軽い! ……魂が、魂が剥きたての茹で卵みたいにツルツルに……!」
数分後。
ブースから出てきた最高神は、あまりにピカピカになりすぎて、もはや直視できないほどの「眩光」を放っていた。
『【速報】最高神ゼウス、掃除神に洗われて「美白」を通り越し「発光体」へ。……周囲の神々、サングラスなしでは拝顔不可能にww』
『「神様の背中を流す男」――佐藤カズマ、もはや神界のオーナー説浮上』
『女神たち「私たちも洗って! 泥パック(※カズマ特製・薬用炭)して!」と大行列。……天界、空前のエステブーム到来』
『現在の神界:神々が綺麗になりすぎて、地上に降り注ぐ「ご利益」の純度が100%に向上』
「……ふぅ。……エレン。……これで神様たちも、文字通り『清らか』になったな」
「……そうですね、総帥。……神々がピカピカになりすぎて、天界の視認性が上がりすぎました。……ですが、あまりに綺麗になりすぎたせいで、今度は『次元の歪み』……宇宙の端にある『ほつれ』が、目立って仕方ありません」
「…………。……ああ、あれか。……『糸くず』が飛び出してるみたいだな。……ハサミで切って、綺麗に縫い直してやるよ」
――カズマの「掃除」は、ついにはこの世界の『理』そのものを修復する、創造主クラスのメンテナンスへと突入する。
第34話をお読みいただき、ありがとうございます!
神様の垢を「重曹」で落としてしまったカズマさん。
彼は知っています。どんなに偉い存在でも、お風呂に入らなければ「ただの不潔な人」だということを。
次回、第35話。第4部・完結!
「世界の端っこ、糸が出てて気になる問題。カズマが巨大な針と糸で、宇宙の『綻び(ほころび)』を裁縫する回」
「神の湯42℃設定w」「加神臭は草」と思った方は、
ぜひ【ブックマーク】や、下の【☆☆☆☆☆】の評価をお願いします!
佐藤さんの「全次元大リフォーム」、いよいよ大詰めです!




