異世界召喚
目覚めるとそこは地下にある広い洞窟のような場所だった。ちらほらと生徒達が目を覚まし始めていた。目覚めた人は周りの人を起こしガヤガヤと騒ぎはじめた。すると生徒達を囲うように立っている武装した兵達がいきなり剣を抜いた。ドッキリや何かの撮影、あの光は何、ここはどこなどと騒いでいた生徒達は静かになり沈黙が続いた。本当に殺されるそう察したのである。
1人の男子生徒がその沈黙を破った。
「いったいここはどこで、お前らは誰だ?」
それは当然の疑問だった。しかし兵士達に言ったのではない。生徒達の前に座っていた人物に聞いたのだ。
真ん中に1人王様らしき人物、左右に3人、生徒達の前(高い位置)に座っていた。しかし不思議なことに左側に1つ空席があった。
その男子生徒は兵士に抑え込まれ剣を首もとに突きつけられた。
座っていた赤い男の人が口を開いた。
「お前だれに口をきいている。殺すぞ」
そう赤い人、見た目が赤いわけではなく、誰でも分かるとにかく火のように赤い人だった。
王様らしき人物がそれをとめた。
「やめろグラム。兵達よ下がれ。」
王様らしき人物が命令すると兵達は下がっていった。
「我はこの国の王カリシム・ベネンツィアだ。少年よ先ほどは我が配下が失礼した。」
その男子生徒は拘束から解放された。
「天矢君大丈夫?でもかっこよかったよ」
その男子生徒を心配して周りに女子が集まっていた。
「その質問に答えよう。アクア!」
「はい。陛下」
座っていた青い女の人が喋り出した。
「皆さん先ほどはこのバカが失礼しました。」
グラムはアクアを睨んでいたどうやら仲が悪いらしい。
アクアは先ほどの質問に答えた。
「皆さんは異世界の勇者としてこの世界に召喚されました。あなた達はこの世界の平和のため魔王と戦ってもらいます。ここは火の神と水の神によって創られた国ベネンツィア、その国王のお城の地下になります。そして私達は使徒、神の代弁者と考えてください。詳しいことはまた説明します。」
しかしまだ信じていないようだ。異世界では魔法という概念がないことをことを使徒達はなぜか知っていた。
「陛下!」
「うむ」
アクアはカリシムの了解をえると生徒達のもとえ降りる。アクアが手を上に上げる。すると洞窟にある水が彼女の手に集まっり、手をおろすと雨のように水が降ってきた。それを見た生徒達は信じるをえなかった。
霧島瑛二
「ふざけんな!なんで俺がお前らのために魔王とやりあわなきゃいけねんだ。それはそっちの都合だろ」
カリシム
「すまないと思っている。しかし現状我らは君たちをもとの世界に帰すことが出来ない。君たち勇者はこの世界のもの達より遥かに強い、君達を頼りにしている者達もいるんだ。悪いようにはしないと約束しよう。」
神木天矢
「先輩!ここは王の言う通りにしましょう。僕たちにはこの世界を救えるだけの力があるんです。」
人間は自分より弱い者を必ず助けることが出来ると思っている。何も変えることが出来なかった世界が自分の力で、この世界の人を助けることができると。自分自身の力によって人を助けることは自分の強さを他の人に見せることが出来るという意味でもある。
瑛二が言い返そうとしたその時。
佐藤圭佑
「瑛二ここは神木の提案をのもう。ここで1、2年、神木に悪い印象をあたえるのは良くない。それに俺らなら上手くやれる。」
「わかったよ。」
佐藤圭佑
「すいませんみなさん。彼も知らない世界、魔法を見て混乱していて、もちろん私達も魔王討伐に協力させていただきます。他に何か言いたいことがある人はいますか。」
誰も何も言わなかった。しかし1年生のグループでは心配している人もいた。
「杏里ちゃん私怖いよ大丈夫かな」
牧翼杏里
「大丈夫だよ私が1年生のみんなを守るから。…(お兄ちゃん)…」
牧翼杏里。牧翼創理の妹であった。
この瞬間勇者は人間側についた。(7神側に)
アクア
「信じていただけたようですねそれでは今から魔法の属性を調べます。一カ月はこの国に滞在してもらいこの世界や現状について把握して貰います。そしてそのあと魔法を学ぶため能力ごとに分けて学校に通っていただきます。」
アクアはこれからの計画について生徒達に話した。




