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皆で集まり無事秘密とのことで話を終え、眠りについた。
翌朝には昨日の話しは無かったかのように振舞われ、サトミの方が驚いてしまったほどだった。
少し緊張しながら過ごしていたが、その緊張も昼頃になると完全に無くなっていた。
ナノカは友達と外へ遊びに行くと言い、朝早くにかけて行った。
ノーイは食料調達のためか森へ出かけており、家の中にはカヤと二人きりであった。
食卓の席に着き、カヤの淹れてくれたお茶を飲む。
「いつも朝は慌ただしくてね、ゆっくりできなくてごめんなさいね。」
「いえ、お気遣いなく。」
慌ただしくとも家庭の温かみにあふれた家である。
自分には無いものであるがゆえに、場違いなようにも思え、ともに羨ましくも思う。
程なく夕方に差し掛かってきた。
外は夕焼けの色に染まり、台所では夕飯の準備の音が聞こえてくる。
「ナノカ遅いわね。」
カヤは心配そうに外の様子をうかがっている。
サトミは手伝いができそうな机でできる仕事をもらい、失敗しないよう一生懸命だあった。
「様子を見てきましょうか。」
サトミの提案に迷いを見せるカヤ。
そこへ近所で見かける女性が訪ねてきた。
「カヤ、うちの子知らないかな。」
扉が空いている状態だったため、カヤをすぐに見つけ問いかける。
「ごめんなさいね、ナノカも帰ってこなくて。」
「もう少し家で様子を見ようかしら。でも心配だわ。」
サトミは嫌な予感を感じ、外に目を向ける。
外からは子供の声は聞こえない。
「いつもの場所よね、やっぱり様子を見てくるわ。またね。」
女性は踵をかえし子どもたちを探しに向かった。
その後暗くなってもナノカは帰ってこなかった。
ノーイが家に帰ってくる。
「どうしたんだ。」
家の様子が変なことにすぐ気がつき、問いかける。
「ナノカが帰ってこないの。」
「やっぱり様子を見てきますよ。いつも遊んでる場所はどこですか。」
何か力になれたらと思い、サトミは問いかける。
「私も行きます。何かあったのかもしれない。」
ノーイも一緒に家を出る。
ノーイの後に着いて森へ向かう。
「いつも近くの森で遊んでるんですよ」
気丈にも振る舞っているがナノカを心配している様子が表情からうかがえる。
しばらく森を歩いていると、向かいから先ほど家を訪ねて来た女性の姿が見えた。
「どうしよう…」
呆然とした様子でふらふらと歩いている。
「何があった」
ノーイが女性のもとへ急いで向かう。
「…人攫いかもしれない」
女性は堪えきれず涙を流した。
「どうして人攫いだと」
「車輪の後と複数の足跡があったの。うちの子帰ってこないし、もしかしたら…あぁぁ…」
痛々しい泣き声だった。
「人手がいるかもしれません。一旦村で状況確認のため戻りませんか。」
サトミは二人に問いかけ、子どもたちの無事を祈るばかりだった。




