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【現代バディバトルファンタジー】Spla Brave   作者: 南河天狼
Chapter.4「ノコギリソウ」
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141/223

   8/8

 振り返ったシブキの視界に、もう一体、異獣が在った。


 額の右側に内側に反る長いツノを一本生やした、これまでのそれとは明らかに風貌が異なる、()()()の影踏み鬼である。


 まずい。警鐘を鳴らす本能に従い、シブキは即座に身を引いて臨戦態勢に戻る。だが、影踏み鬼はもうシブキの影を踏んでしまったらしく、どろりと黒い塊に姿を変えたかと思えば、すぐさまシブキとそっくりの形に変化した。


 シブキと同じ顔で、口元に三日月を浮かべて。


「残念、一歩遅かったね。龍魔飛沫くん」

「……テメェ、いつから」


 低い声で威嚇するように発せられたシブキの問いには答えず、影踏み鬼はただ嗤う。


「僕はアキレア」


 本物のそれとは程遠い、不気味な青がこちらを見つめている。


「君たちを、殺しに来た」


 上空には、暗雲が垂れ込めていた。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます!

シブキたちの前に現れた三体目の影踏み鬼、アキレア。一体どう彼らを追い詰めていくのでしょうか。


楽しんで頂けましたら、評価やブクマ、感想等頂けると励みになります!

続く第十四話もお楽しみに!

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