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歪んだ世界の中で  作者: わっしょい
第一章 冤罪人【ユウマ・カザハラ】
7/9

7.違和感

最近、ユウマは気づき始めていた。


「……なんか多くね?」


街の空気。


視線。


同じ場所に、同じような人間がいる。


偶然にしては出来すぎている。



ギルド。


「どうしました?」


ミナがいつも通り聞いてくる。


「いや……なんかさ」


ユウマは少し言葉を探す。


「見られてる感じ、しねぇ?」


ミナは一瞬だけ止まる。


ほんのわずか。


普通なら気づかないくらいの間。


「気のせいじゃないですか?」


すぐにいつもの調子に戻る。


「そうか?」


「はい」


ユウマは納得しきれない顔をする。



その日の依頼は、簡単な荷運びだった。


戦闘もない。


ただ、その最中。


「……やっぱいるよな」


遠くに、同じ人影。


ミナもそれに気づいている。


「ユウマさん」


「ん?」


「依頼に集中してください」


「いや無理だろこれ」



その夜。


ミナは報告する。


「なぜ監視人数、増加しているのですか」


通信の向こうから返る声は短い。


『上層の判断だ。対象の危険度再評価に伴う』


ミナは少しだけ黙る。


「……了解」



別の場所。


『対象の脅威度は依然高い』


セレスは静かに答える。


「なら、対応も変えるべきです」


『具体案は』


一瞬の間。


「……強行手段への移行を提案します」

(続く)

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