↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
6/29

6

意気込んで家を出ると、家の門の前には零が立っていた。


「あっ、玲奈、遅いよー?

入学式の日から早々に遅刻だなんて嫌だか ら、はやく行こう!」

とニコニコとしながら話してくる。


早くも、私の決意が砕けそうだ……。


「零、私は昨日、学校では話しかけないでって言ったよね?」

と言うと、


「うん、でもまだ学校じゃないよ?

それに、約束はしてないもん」

と返された。


視線がぶつかり合うこと数秒、先に折れたのは私の方だった。

だって、あの目をした零は絶対に言うことを聞かないって、今までの経験上わかってしまうのだ。


これからどうするかの方針を少し変える必要があるな、と思いながら、私は零と共に駅へと向かって歩いていった。





 家から学校までは電車で20分と徒歩で15分ほどかかる。


 電車に乗っている間、私と零はお互いに制服のチェックをしていた。


清涼学園の制服は、女子はチェックのスカートで男子はズボン、上は白のワイシャツ、茶色のブレザーにネクタイ。

ネクタイは学年ごとに色が異なるのだが、私たちの学年は赤色。

制服だけを見ればこの学校が魅力的に思えるのが不思議だ。

これが制服マジックというやつか!


「……違うと思うよ?」

と零に呆れた様子で言われた。


えっっ!?と驚いた顔で零の方を見ると、


「途中からずっと声に出てたよ」

と先に言われる。


……恥ずかしい……


そんなことをしている内に、最寄りの駅に着いたので降りて歩いていく。


周りはみんな同じように新入生のようだ。

ヒロインの子はいないかな?などとキョロキョロしながら歩いてると、零に笑われた。

緊張してるとでも思われたのだろう。

ちょっとムッとする。


結局、それらしき子は見つからないまま学校に着いた。



目の前の門には、大きく『清涼学園』と書かれてある。


―――この学校が、「君とともに」の舞台で、これから私が三年間を過ごす場所なんだ……。



気を引き締めなおして、私は門をくぐった。








お読みいただきありがとうございます。


次回は絶対に学校にいきます!(宣言)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。