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お読みいただきありがとうございます。

およそ一年後、高校の入学式の日。


私は、清涼学園の制服を着ていた。



………これが補正とかいうやつなのかな…?


第一志望の公立に第二志望の私立は全滅。

それなのに、一番難関の清涼学園だけは受かっていた。


母達は、

「やっぱり玲奈と零は離れることはないのよ!」

などと言っていた。


漫画の設定通りになってしまったのだ。


恐るべし、補正能力。



このままでは悪役になってしまうのでは、と思った私は、とりあえず出来る限りで設定に逆らってみた。


それまで二つに結んでいた(いわゆるツインテール)をポニーテールにし、コンタクトはメガネに戻した。

加えて、零には学校では話しかけないようにと言っておく。


……ここまですれば大丈夫だろう。


あとは、私が主要人物と関わりを持たなければいいだけの話だ。



注意すべき人物は三人。


まずは、ヒロインの姫宮 美紀。

黒髪の美少女で、大人しく病弱だったから、自分から近づかない限りは平気だろう。


次にヒーローの零。

こっちは学校では話しかけないようにいってるから平気。

……性格、かわってるけど大丈夫かな…?


最後に、零の親友の上木 陸。

優しく、温和な性格で、零の恋敵。

彼に関しては話してみたい気もする…。

前世の私は、彼押しだったからね。



取り敢えず、こんなところかな?


―――私は私で、高校生活を謳歌しよう!


そう心の中で誓って、私は家を出た。


学校に行ける!

……と思ってたのになぁ。


だらだらと申し訳ありません。

次こそは・・・!


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