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お読みいただきありがとうございます(*^^*)

 その翌日、私は学校を休んで部屋に閉じこもっていた。


 とりあえず、パソコンを開いて、「君とともに」という題名を検索してみる。

 …あるわけない、か。


 次に調べたのは清涼学園について。

 やっぱり、漫画の中の設定と同じだった。

 あの漫画は、何度も何度も読んだのだ。間違えるはずがない。


 

 さて、この先のことだが、私には二つの選択肢がある。

 

 一つは、漫画なんぞ知るか、とシナリオとは全然違う道をいく。


 もう一つは、どうせならということでシナリオ通りに生きる。


 さて、どちらにするか…

 と悩むふりをするが、私の心はすでに決まっていた。


 そんなの、前者に決まっている!

 せっかく生まれ変わったのに、悪役になんてなりたくない!

 

 目下の目標は、清涼学園以外の高校にいくこと!

むしろ、零と離れられるぶん、女子高にいくほうが安全か…?


 そう私が決意したところで、学校が終わったのか、零がやってきた。(ちなみに私と零は家が隣同士だ。さすが少女漫画!)


 

 「れーーなーーー、はいってもいいーー?」


 「いいよ」


 といつもの受け答えを済ませて、零がドアを開けて部屋へ入ってくる。

 

 私としては、そんなの必要ないと思うのだけど、なぜかお兄ちゃんに、

 「男子はたとえ零だとしても無断で部屋にいれちゃダメ」

 とつよく言われているのだ。

 そこまで言われては、お兄ちゃんっ子である私に拒否権はない。


 「はい、これが今日のプリント。」


 と数枚の紙を手渡してくれる。


 「ありがとう」


 と受け取り、そのまま雑談を始める。


 そろそろ帰ろうかな、と零が言って立ちあがったその時、リビングからお母さんが

 「玲奈ー、零君ー、ちょっとおいでー」という声が聞こえた。

 

 二人で顔を見合わせて、なんだろうねと話しながら行ってみると、ソファにお母さんと零のお母さんが座って何かの本を見ていた。


 「どうしたのー?」と聞くと、なにやらにやにやしながらこちらを向いてくる。

 …いやな予感がする…

こういう時の私の勘は結構あたる

今回も、やはりそうだった。




「さっき零君のお母さんとも話してたんだけど、まだ志望校は決まってなかったわよね?

それなら、この学校にしない?」


と、差し出してきた本のページには大きく『清涼学園』と書かれていた。


フラっと目眩がするのを抑えて、

「悪いけど、女子校に行きたいから」

と答える。


しかし、私を除く三人は乗り気で、制服もセンスいいしいいね、などと騒いでいた。

あまりの疎外感にぼうっとしていると、


「よし、じゃあ二人とも、頑張ってね!」


と笑顔で言われて、あわてて、


「まだそこにするなんて一言も言ってないじゃない!」


と反論する。


「でも、零君もそのつもりみたいだし…」


「いや、だから、そもそも零と一緒の学校に行くなんて言ってないでしょ!?」


「えっっっ!?」

と同時に驚く三人。


……なんか、この疎外感、もうやだ…


「私たちは、てっきり一緒の学校に行くとばかり思っていたのだけれど…」

と何故か悲しそうな零母。


「そうよね!」と同調する私の母。


「とにかく、絶対に嫌だから!」

私がそう叫んだ瞬間から、私VS他三人の戦いが始まった。

 


やっと学校に行けそうです……!


感想等、お待ちしております。



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