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拙い文章ですが、読んでくださると嬉しく思います。



 ―――か?玲奈、大丈夫か――?


 幼馴染のそんな声が聞こえて、私は目覚めた。



 うん、まずは現状確認。


 ここは、私が好きだった少女マンガ「君とともに」の中で、私はその悪役に転生した。

 そして今私の目の前いるのが、ヒーロー役の黒沢 零。

 クールで冷静沈着な少年…っていう設定だったはずだけど…あれ?


 「玲奈っ、聞こえてる?大丈夫?」

 

 零のあわてた声に、やっと気付いた私は、


 「大丈夫だよ」


 と答える。


 よかった―と言ってへらっと笑う零。


 ……どうしてだろう。

 漫画の中での零は、こんなことでは慌てないはず…、

 それどころか、「無駄な心配をさせるな」とか平気でいう性格だったはずなのに。



 はい、これは完全に私の責任ですね…。

 そもそも、零がそんな性格になるのは、幼馴染である私がよく零に甘えていたせいだ。

 だけど、たとえ見た目が幼女でも精神年齢18歳の私が見た目・精神年齢ともに幼い彼に甘えるはずもなく…というか、むしろ甘やかしていた。

 そのせいで、零はかなりおっとりした、漫画内とは正反対の性格になってしまったのだ。


 なんというか、ほんとにこれがあの黒沢 零なの!?ってくらいの豹変ぶりなのだが…


 漫画内の黒沢 零というキャラが好きだった私からしてみれば、大分ショックな光景だ。


 だって、今も目の前でへらへらと笑ってるんだもん。


 あぁ、イメージが崩れていく…


 

 そんな零はほうっておいて、とりあえずこの先について考えよう。


 たしか、最終的に悪役である私は、ヒロインに色々な嫌がらせをしてて、それを糾弾されて、その後は…

 ―――どうなるんだろう?


 そう、残念なことに、ここでは最悪なことに、だが。

 前世の私は、この漫画を最後までよむことができなかったのだ。



読んでくださり、ありがとうございましたm(__)m



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