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こんな作品ですが、読んでくださると嬉しく思います。

 

 昔、といっても前世なのだが、私は少女マンガが大好きだった。

 入院が多く、青春の半分近くを病院で過ごした私からしてみれば、ヒロインの少女は憧れだったのだ。


 そんな私が特にはまっていたのが、「君とともに」。

 主人公である病弱な少女、姫宮美紀が頭脳明晰・運動神経抜群のクールな少年、黒沢 零に恋をする。

 それを少年の幼馴染である少女が邪魔をしたり、恋敵であり親友でもある少年との衝突があったりと、これ以上ないほどに王道なストーリーだ。



 どうして、突然私がこんな話をしているのか。

 それは、この世界が少女マンガの世界だと気付いたから。

 そして、私こそがヒーローである少年の幼馴染かつ悪役の高倉 玲奈なのだ。

 

 …夢なら早く覚めてくれないかな、とか現実逃避を試みたけれど…無駄でした。



 

 私がこのことに気付いたのは中学三年生の春。


 そろそろ志望校を決めようか…と幼馴染と話していたところ、ある学校にすっと視線がすいよせられた。

 

 「清涼学園」


 その名前を見た瞬間、私の頭には「君とともに」についての大量の情報が流れ込んできた。

 

 そして、前世の私が必死に集めたファンブックやらなんやらの情報と、今現在のこの世界の設定が見事に一致していることに気づき、私は、ばたんと気絶した。


 

ありがとうございましたm(__)m

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