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我が清涼学園には年に三回、テストがある。他校と比べて少ないと思われがちだけれど、その分内容が半端なく難しい。重箱の隅をつつくかのような問題が出てくる。
また、「生徒のやる気を出すため」という理由から、上位30名は名前と点数が貼り出される。学園内のヒエラルキーの一部分もこれで決まるのだ。
そんなわけで、私の目の前には7月、夏休み前のテスト結果の順位表が貼ってある。
堂々と一番上に載ってあるのは、『上木 陸』。そのすぐ下には『高倉 玲奈』と私の名前がある。点数は495点と同率一位。
……名字の差か…。
なんかちょっと敗北感。
「うわぁ、二人ともすごいね!」
と、横から美紀ちゃんの驚いたような声が聞こ
てえてくる。
「そんなことないよ」
と曖昧に笑って答える。
こういうとき、ちょっとした罪悪感かある。私は、皆と違って二回目なのだから、そのぶんずるをしている気分になってしまうのだ。
まぁ、遠慮なく知識は使わしてもらうけどね!入院患者という名の超インドア派をなめちゃいかん。時間だけは一杯あったからね、大学3年生くらいまでの勉強なら終わってる。
ふと、上木と目が合った。
少し得意気に笑ってみると、鼻で笑い返された。
さて、もうおわかりいただけただろうか。これこそが以前、私が潰す、と決めたイベントである。
そもそも、私と零は特待生として入学しているため、毎回10位以内に入らなければ学費の免除は打ち切られてしまう。
今回、私は1位、零は6位だった。よって学費の免除は継続。よかった、とほっと一安心。
漫画では、玲奈がここで11位。補習のテストで規定の点数にいかなければ特待制度のうちきり、ということで勉強会を開いたのだ。そこで、零と美紀ちゃんが二人きりになり、いい感じの雰囲気に…。そしてそれを見た玲奈は嫉妬を、というところ。
やっと…!やっとフラグをちゃんと折れた…!と喜びを噛みしめながら教室へと戻る。
これが終わればもう長期休暇に入るため、あまり家から出なければ心配することは何もない。
夏休み、万歳!
こうして私は安寧無事な1ヶ月半を手にしたのだった。
なんとか最終話だけは書き終えました…!
そこにつなげられるようにがんばります(-_-;)
お読みいただきありがとうございました♪




