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本題?なにそれおいしいの?などと首をかしげていると、まるで見透かしたかのように
「お前、まさかハイキングの時に俺が言ったこと、忘れたんじゃないだろうな?」
「えっ?あぁ、うん、もちろん。忘れてなんかいないよ?えっと、たしかね…。」としどろもどろになっていたら、溜め息をつかれた。
「お前はどうしたいんだ?
話を聞いたかんじ、主人公やヒロインには関わりたくなさそうだが。」
「そんなの、当たり前じゃない。
好んで悪役になりたい人なんていないでしょ。」
「そうか?意外と楽しそうだけどな。」
…そこで本当に楽しそう笑える感性がわからない…。
「とにかく、私の目的は単純明快。
私はただ、平和な高校生活を送りたいだけ。
原作に関しては、見てるぶんには楽しそうだけど、当事者になるのはいや。」
「ふうん…。それなら、どうしてあの二人に関わってるんだ?
お前、今現在は完全に当事者だぞ?」
うっ、と言葉につまる。
確かに、なんでだろうって私も思ってたよ…?
「あと、黒沢零の性格を変えたのはお前か?
あれには流石に驚いたぞ。
……なにせ、同姓同名の別人かと思ったからな…。」
「べ、別にわざとじゃないよ?
気がついたらああなってたっていうか、なんというか…。誰の責任か、といわれたら私の責任としかいいようがないんだけど…。」
「というか、何をしたらああなるんだ?」
「えっと、弟ができたみたいで嬉しくてめっちゃ甘やかしたらああなった。」
「……もういい。」
はぁ、とまた溜め息をつく上木。
人と話しててどんだけ溜め息ついてるのか…。
失礼なやつ。
「そっちは?上木、あなたはどうしたいの?」
と尋ねると、
「面白いならなんでもいい。」という素っ気ない答えがかえってきた。
「前は俳優家業が忙しくてあまり高校には行けなかったからな。楽しめればそれでいいんだよ。」
「そう…。なら、ひとつ約束をしてくれない?」
「なんだ?」と不思議そうにする彼に、私はビシッと指を突きつけた。
「面白いからって私を巻き込まないこと!
特にイベント関係には!」
私のが気合いをいれてそう言うと、あははははっ、と笑われた。
「何がおかしいの!?大真面目なんだからね!?」
「いやぁ、やっぱ面白いなぁと思ってな。
悪いが、約束は出来ないぞ。こんな面白いやつを巻き込まずにいられるほど、俺は大人じゃないんでな。」
は?と唖然とする私に、
「一年間、よろしくな?高倉玲奈。」と彼は笑って言った。
あぁ、私はどこで間違えたのだろう。
こんなはずじゃなかったのに…!
お読みくださりありがとうございます(^^)
次回の投稿は遅くなると思います。
拙い文章ですが、待っててくださるという心の広い方がいてくださると嬉しいです。




