↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
18/29

18

本題?なにそれおいしいの?などと首をかしげていると、まるで見透かしたかのように


「お前、まさかハイキングの時に俺が言ったこと、忘れたんじゃないだろうな?」


「えっ?あぁ、うん、もちろん。忘れてなんかいないよ?えっと、たしかね…。」としどろもどろになっていたら、溜め息をつかれた。


「お前はどうしたいんだ?

話を聞いたかんじ、主人公やヒロインには関わりたくなさそうだが。」


「そんなの、当たり前じゃない。

好んで悪役になりたい人なんていないでしょ。」


「そうか?意外と楽しそうだけどな。」


…そこで本当に楽しそう笑える感性がわからない…。


「とにかく、私の目的は単純明快。

私はただ、平和な高校生活を送りたいだけ。

原作に関しては、見てるぶんには楽しそうだけど、当事者になるのはいや。」


「ふうん…。それなら、どうしてあの二人に関わってるんだ?

お前、今現在は完全に当事者だぞ?」


うっ、と言葉につまる。

確かに、なんでだろうって私も思ってたよ…?


「あと、黒沢零の性格を変えたのはお前か?

あれには流石に驚いたぞ。

……なにせ、同姓同名の別人かと思ったからな…。」


「べ、別にわざとじゃないよ?

気がついたらああなってたっていうか、なんというか…。誰の責任か、といわれたら私の責任としかいいようがないんだけど…。」


「というか、何をしたらああなるんだ?」


「えっと、弟ができたみたいで嬉しくてめっちゃ甘やかしたらああなった。」


「……もういい。」

はぁ、とまた溜め息をつく上木。

人と話しててどんだけ溜め息ついてるのか…。

失礼なやつ。


「そっちは?上木、あなたはどうしたいの?」

と尋ねると、


「面白いならなんでもいい。」という素っ気ない答えがかえってきた。


「前は俳優家業が忙しくてあまり高校には行けなかったからな。楽しめればそれでいいんだよ。」


「そう…。なら、ひとつ約束をしてくれない?」


「なんだ?」と不思議そうにする彼に、私はビシッと指を突きつけた。


「面白いからって私を巻き込まないこと!

特にイベント関係には!」

私のが気合いをいれてそう言うと、あははははっ、と笑われた。


「何がおかしいの!?大真面目なんだからね!?」


「いやぁ、やっぱ面白いなぁと思ってな。

悪いが、約束は出来ないぞ。こんな面白いやつを巻き込まずにいられるほど、俺は大人じゃないんでな。」


は?と唖然とする私に、


「一年間、よろしくな?高倉玲奈。」と彼は笑って言った。


あぁ、私はどこで間違えたのだろう。


こんなはずじゃなかったのに…!


お読みくださりありがとうございます(^^)


次回の投稿は遅くなると思います。

拙い文章ですが、待っててくださるという心の広い方がいてくださると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。