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彼――上木 陸に連れられてたどり着いた先は、またもやカフェだった。
ただし、ランクが先程のカフェがBだとするときっとここはAAだ、と思わせるものであったが。
……え?こんなところ、入れないよ?などと呆然としていると、
「さっさと入れよ、邪魔になるから。」と言ってさっさと入っていく。
置いていかれそうになった私は、躊躇しながらも、彼について入っていった。
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慣れた様子で店員さんに声をかけ、どんどん奥へと進んでいく彼。
どこまで行くんだろう…と思っていると、ある部屋に入っていく。
中は、より豪華でテーブルと椅子が置かれていた。
……なんていうかな、こういうの…
確か、VIPルーム的なもの…?
気が遠くなっていると、
「ここなら誰にも聞かれないだろ。」と言ってきた。しかもほんのりどや顔。
いや、そんな顔で言われても…。
取り敢えず上木の正面に座る。
「それじゃあ、まずは…」と話始める彼に、
「ちょっとストップ、ひとつだけ確認させて。」と割り込んだ。
「ん、なんだよ?」
「ねぇ…、あんた、なんでそんなにも平然としていられるわけ!?」
「なんでって…そんなの、俺の親んとこの子会社だぞ?
緊張のしようがないだろ。」と彼は平然として言ってのけた。
「まさかお前、上木陸の設定を忘れたのか?
というか、基本的にあの学園のやつはみんな金持ちだぞ?」
あっ、そういえば…あの学園って、一応お高めの私立だったっけ、といまさらながらに思い出す。確かに、少し過ごしにくいもんなぁ…。
ちなみに、美紀ちゃんと上木はどっかの会社の社長あたりの子どもだったような…。私と零は至って普通の家庭だけれども。
「……それで、本題に戻ってもいいのか?」
「はい、すみませんでした。」とおとなしく頭を下げて謝る。
こんなお店、入ったの初めてだったから、つい設定を忘れていた。反省。
「さて、それじゃあ始めようか。
まず、確認な。お前はいつから気づいてたんだ?ここが、漫画の世界にそっくりだってことに。」
「私は、高校の名前を見たときかな。
面倒そうだから違う女子高へいこうとしたんだけどね。
補正力ってやつかな?あの学園にしか受からなかったんだよね…。」
「うわ、御愁傷様…。
というかそれ、お前の学力の問題じゃないのか?」
真面目に答えたのに、ひどい言われよう。
「そっちはどうなの?」
「あぁ、俺は中学に入ってすぐだったな。
偶然学園の前を通ったんだが、その時思いだした。
まぁ、お前と違って俺は敢えてあの学園を志望したが。」
「え、どうして?」
「そんなの、面白そうだからに決まってんだろ?」と言って、彼はニヤリと笑った。
やっぱり、理解できない人種らしい。
面白そうだからって…
「それなら、どうして漫画のキャラを再現しなかったの?」
「どうしてそっくりそのままにしなきゃならないんだ?
ひっかきまわす方が楽しそうだろ。まあ、さすがに『高倉玲奈』まで記憶もちだというのは想定外だったが。」
こっちだってまさか上木陸が記憶もちだとは思わなかったけどね…!
「まぁ、そんなことはどうでもいいんだよ。
それで、本題に移ろうか。」
と、彼は改まった様子でそんなことを言った。
今回もあまり話が進まずすみません…!
お読みくださりありがとうございます(*^^*)
感想等、お待ちしております。




