1 光に召され、世界を渡る
文章力無さすぎるので、とりあえず前へと進めます。
先程までなかった喧騒に恐る恐る目を開くと、さっきまでいた白い部屋ではなく、玉座やステンドグラスなどが見える、知らない豪華な建物の中だった。
周囲を見渡すと、鎧を着た兵士にドレスを着た女性達、やはり見知らぬ顔ばかりで更に混乱する。
何が何だかわからず、呆然としているといつの間にか目の前にいた、私達と同年代くらいのドレスを着た少女に声をかけられた。
「勇者様!どうかこの国、いえ世界をお救いください!」
「「…………」」
誘拐され、アレの趣味に付き合わされた後に死が訪れる、そんなどうしようもなく絶望的な状況から、突如として何処とも知れない土地に飛ばされて、世界を救って欲しいと懇願される。
そんな目まぐるしく変わる状況と、命の危機から逃れられた事に安堵し、美月と抱き合い泣き出してしまった。
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私達に助力を願い出ていた少女に別室を用意され、戸惑いながらも互いの無事を喜び漸く落ち着いた。
美月は死の恐怖から脱せた事で緊張の糸が解けたのか眠ってしまっていた。
美月の寝顔を見て、覚悟を決めた私は部屋を出る。
広い城内を歩き、少女と邂逅した部屋まで戻った。
「落ち着かれましたか?」
「はい、お部屋を貸し出して頂きありがとうございました。それともう一つ、先程は公衆の面前で泣き出してしまい、申し訳ありませんでした」
謝罪の言葉を口にし、頭を下げると、少女は困った顔をした。
「いいえ、謝るのはこちらの方です。 突然お呼び立てしてしまいましたので、混乱してしまうのも無理はありません。改めまして、私はアルマナ・エリュシオン、この国エリュシオン王国の第一王女です」
そう言うと、美しいカーテシーを披露した。
「これはご丁寧に、お初にお目にかかります王女殿下、私は白鳴 恵と申します。以後よろしくお願いします」
とカーテシーで返した。
自己紹介が終わり、先程の話へ戻る。
「王女殿下、世界をお救いください。との事でしたが、一体どう言う事なのでしょうか」
「では、説明させていただきます」
日く、ここより南に広がる大陸で突如として生まれた、とてつもない力を有する化け物「壊獣」が、東大陸を抜け、海上を移動し1ヶ月ほど前に、この大陸に上陸した事。
既に一度大規模な討伐隊を編成し挑んだが敗北し、多くの兵力を失った事。
何かを追ってこの国に侵攻をしている事を聞いた。
王女殿下の話を聞き、改めて状況の整理をする。
まずここは日本ではなく、どこか違う世界だという事。そんな絵物語の様な世界で、私達は戦う事を願われている事。
状況の整理を終えた私は、疑問を問いかける。
「失礼ながら王女殿下、私は多少武術の心得などはございますが、騎士の皆様方が挑み大敗を喫した怪物相手に、私達如きが加わったところで、状況が変わるとは思えません」
「はい、おっしゃる通りです。ですがこれには理由があります。かつてこの世界が、現在の状況に近い大厄災に見舞われた事がありました。先人の方々が出来たのは祈りを捧げるだけだったと言われています。祈りが通じたのか、状況を覆す力と知識を持った人間が先祖の前に現れ、世界を救ったとされています。私達はその伝承に則り、祈りを捧げさせていただきました」
覆す力と知恵と言われても私には理解できず、首を傾げる事しか出来なかった。
しかし過去に実例があり、今回召喚されたのが私達であるならば、きっと何か役に立てるかもしれない。そう自分に言い聞かせ、無理やりに納得する。
「かしこまりました。その願い受けさせていただきます。ですが、いくつかの要求をさせていただいてもよろしいでしょうか?」
「元より願い出ているのはこちら側なのです、叶えられる要望なら叶えましょう」
そう言われて、ホッと胸を撫で下ろした。
「感謝致します、王女殿下。一つ目の要求は、美月。私の友人は戦いには参戦させないで欲しいのです。その分私が戦います。あの子には怖い思いをしてほしくないですから…」
「わかりました、ではみつき様は王城内で過ごしていただく事にします」
「よろしいのですか…?」
「はい、構いません。元よりこちら側が無理やり召喚し、戦いを強いているのです、めぐみ様が戦ってくださるだけでも、私達は貴女へ感謝してもしきれません」
王女殿下はそう言うと深々と頭を下げた。
「頭をお上げください!」と言いつつもう一つの要求を伝える。
「二つ目の要求ですが、先程も伝えた通り元の世界で武術を嗜んでおりました。しかしそれがこの世界の相手、ましてや壊獣には通じるとは思えません。ですので、私にこちらでの戦い方を指南してくださる方を付けてくださいますか?」
「では、王国でも随一の強さを誇る騎士団長を付けましょう」
「ありがとうございます王女殿下、最後にもう一つだけ、何か戦うための武器を用意してくださいませんか?」
「はい、構いません。当然の要求です」
戦うために必要な望みを伝え、全てが了承された事に安堵する。
話し合いは続き、壊獣と戦うのはいつ頃になるのか、壊獣の大雑把な強さ、戦う際は私一人でなのかなど、気になる事は全て問いかけた。そうして話が終わる頃には日は暮れていた。
「王女殿下、長い間お付き合いいただきありがとうございました」
「いえいえ、今日はもうお疲れでしょう、食事と部屋を用意致しますのでゆっくりとお休みください」
との言葉を最後に握手を求められ、自分の身体のこともあるので戸惑っていると不思議な顔をされ、王女殿下から手を握られ、思い切り静電気を流してしまい驚かせたのは別の話。
些細な出来事の後、言葉通りに王宮の一室を宛てがわれ、用意されていた夕食を取る。
意外にも料理は美味しく、地球で食べた物に近しい物が多かったため、不思議に思いつつも数時間振りの食事を堪能した。
食事が終わった後、目を覚まし膝を曲げ顔を埋めていた美月に話しかけ、今日あった出来事を話し、美月が安堵して再び眠りに着くのを見届け自分も眠る。
そうして怒涛の1日は過ぎていった。
アルマナ・エリュシオン
髪・ミドルヘアのピンクブロンド
瞳・涼やかに感じる形に蒼色
服装・姫という立場でありながら豪華さを感じないシンプルなデザインのドレスを着ている。
ここはどこ、私は誰、お前も誰?
エピソードタイトル何も思いつかなくて、王都と嘔吐かけようとしたけど普通に汚いからやめた。
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