98話
「セーブできる自信ないから知らないよ」
蓮に見つめられながら言われた言葉に胸が高鳴る。
「何も言わないって事は受け入れたって事?」
「俺は今までだっていつでも受け入れてる」
「場所考えずに触りだしたら?」
「どこ触るかにもよるだろ」
「じゃあどこだったら人前で触っていいの?」
「どこって……手…とか?」
蓮が俺の手の甲に指を這わせながら指先を絡ませる。
「他は?」
「…肩……とか?」
反対の手が俺の肩に触れる。
少し強めに掴んだり腕の方まで優しく撫でる。
「他は?」
「……わかんない」
肩に触れていた手が首を優しく掴む。
苦しくなると同時にゾクゾクする感覚に襲われた。
「なーお」
蓮の名前を呼ぶ声に耳が熱くなる。
「可愛い」
絡めた蓮の指が腕へと移動していく。
肩まで上がってきた指先が体を降下する。
もう少しで乳首に触れる。
「尚」
俺の名前を呼ぶタイミングで手が止まった。
「続けて」
「続けるってどこ触ってほしいの」
蓮の胸に視線を落とす。
「どこだろわかんないな」
「蓮のっんっ……」
蓮の指が動いて乳首に触れた。
一瞬触れただけで全身が痺れる。
「もっと触って」
おねだりなんて恥ずかしい。
でも今はもっと体で蓮を感じたい。
「可愛すぎ」
蓮の指先が何度も乳首を反り上げる。
「あっ……ッ…んっ………」
気持ち良すぎて頭が真っ白になっていく。
俺は無意識に蓮の下半身に手を伸ばしていた。
「尚そこはっ」
「蓮も反応してる」
手で少しだけ擦る。
「本当に我慢できなっ」
「しなくていいじゃん我慢」
両手で蓮のベルトを外そうと動き出すと同時に蓮の手によって阻止された。
「手、どけろ」
「…だーめ」
「こんなになってんのにどうすんの」
「どうにでもなるから」
「じゃあ少しだけ触らせて」
「ダメってっ」
「我慢するって言ってんだから少しくらいいいだろ」
俺は変なのかもしれない。
好きな人の大事な部分に触れたくてたまらない。
「わかった、ズボンの上から少しだけな」
蓮が手を退けて自由になった俺の手。
ベルトから大きくなった部分に手を移動させる。
少し握ってゆっくり動かす。
「んっ……ッ…んっ………」
蓮の感じる声に体がゾクゾクする。
「なっ…んっ…尚……もう…い…いだろ…」
「まだ足りない」
好きな人が自分に興奮してくれている事がうれしくてたまらない。




