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99話

「もっと俺を求めてよ」

「求めてる…ちゃんとも…求めてるから」

「まだ理性が勝つんでしょ」

「…それはっ」

「俺を抱きたくて仕方ないくらい狂ってよ」



ズボンの上から触れるだけで満足できると思っていたのは間違いだ、この薄い布が邪魔で仕方ない。



「いつからそんなエロくなったの」



蓮は眉を寄せて苦しそうに俺を見る。


自分がエロいのかは自分ではわからない。


ただ蓮を欲しい気持ちは昔からあったし前田さんに借りた本が影響している気はする。



「どこでこんな事覚えた?」

「…さぁね」

「映画館の時より手慣れてる」

「手慣れてはっ」

「誰かにこうゆう事されたとか?」



蓮の嫉妬しながら快楽に耐える顔がたまらない。



「前田さんか」

「違っ」

「まだ前田さんとの関係聞いてないな」



手を掴まれ動きを封じられた。



「ちゃんと後で話すからもっと触らっ」

「ダメ」

「お願い、蓮の可愛いっ」

「もう終わり、少しって言っただろ」

「でもこんなにっ」

「そんな事よりちゃんと聞かせて、じゃないと俺は前田さんと尚の関係っ」

「俺らが推し?らしい」



蓮の時が止まって俺も時が止まる。



「俺らが推し?」

「俺らが付き合うの待ってたらしい」

「……んっ?」

「だから付き合ったの即バレしててなんか話してたら恋愛相談みたいな感じになって」

「恋愛相談?内容は?」



手を出してくれない発言したとは言えない。



「尚?」

「覚えてなっ」

「通用するわけないでしょ」

「……はい」



恥ずかしくて言えない!!



「BL本借りた」

「…えっ」

「その…勉強するために……借りて読んだ」



目を丸くして俺を見る蓮。



「んで勉強できた?」

「…はい」

「どんな事が書いてあった?」

「必要な事とかいろいろ」

「何に必要な事?」

「………あれとか」

「あれ?」



蓮の表情が明らかに意地悪に変わる。



「もういいだろ」

「ちゃんと話すんじゃなかったっけ?」

「…話したろ」

「全部は聞いてないよ?」

「大体の話はした」

「何を勉強したのか詳しく聞きたいな」

「だからっ」

「何を見てそんなにエロくなったわけ?」

「そんなの全部は説明できないって」

「下半身の触り方は描いてあったわけだ」

「元々それなりに知識はあった」

「じゃないと映画館で触ってこないか」



今思い出しても恥ずかしい。



「尚も触ってほしい?」

「…えっ」

「ココ」



蓮の視線が俺の下半身を見て戻ってきた。


変に反応してしまう下半身。

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