表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
92/99

92話

放課後になり拓哉と塁が教室に入ってきた。



「久々にバッティング行く?」

「いいね」



拓哉が蓮の席で話をしている。



「俺らはUFOキャッチャーだな」

「尚全然取れないけどね」

「うるせぇ」



塁と話をしていると前田さんと目が合う。


特に何か喋るわけではない。



「行くぞ」



拓哉に声をかけられ塁と歩き出す。


ゲームセンターに着くと拓哉と蓮はバッティングエリアにそのまま歩いて行ったから俺と塁もゲームエリアに向かった。



「何やる?」

「この前のアイツもぅいないか」

「オオカミ?」

「そう」

「まだあるでしょ」



歩きながらオオカミを探す。



「あれから蓮とは?」

「付き合う事になった」

「おめでとう」



ちらっと見た塁は笑顔で俺を見ている。



「でも正解だったんかな」

「ん?なんで?」

「付き合う前はキスとかあったけど付き合ったらキスすら拒まれるってゆうか、理由は嫌とかじゃなくて大切にしたいからとは言われたけど俺的には違うってゆうか、好きだからこそキスしたいしその先の事も考えるじゃん、俺が変なんかな?」

「普通でしょ、好きな人に触れたいとか触れられたいとか、蓮だって同じだと思うよ、ただ尚の事本当に大切にしたいんだろうね」

「触りたいなら触ればいいじゃん」



塁は何か考えているみたいで返事を返さない。



「その気になったら止められなくなるくらい尚の事求めちゃってるんでしょ、だからその気になる前にその気になるような事を避けてる、付き合う前はチャンス逃したらいつチャンスくるかわかんないし尚に恋人ができたら絶対手を出せないわけだから」

「でもっ」

「恋人になったらいつでも触れられるわけだし今まで必死でチャンスを狙ってた時と違うから、焦らず大切にしたいって気持ちわかる気がする」



ずっと好きで我慢してきた事も多いし蓮は俺のだって実感がほしい…もっと俺のだって自覚させたい…



「尚の気持ちもわかるよ、ちゃんと話した方がいいよ、お互い思いは一緒なんだなら、変にすれ違ってギクシャクすんの嫌じゃん」

「……だな」

「ケホッケホッ」



誰かが咳をしたから何気なく声がした方を見た。



「まっ」

「あっどうも」



なぜ前田さん!?



「あれ?君はっ」

「滝本君と同じクラスの前田です」

「どうも」

「加賀美塁君ですよね」

「名前知ってるなんて俺有名人だね」

「友達が好きって言ってたので」

「あー…そうなんだ」

「でも気にしないでください好きなだけなので」

「ん?んーーーわかった」



塁と目が合う。


苦笑いする俺。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ