87話
意味わからんすぎてムカついてきた。
「会計して取りに帰るよ」
「ちょっ」
「うるさい」
会計を済ませ自宅に向かって歩く。
蓮は俺の後ろを付いて歩く。
ガチャ……
「先部屋行ってて」
蓮を先に通し俺はキッチンから必要な物を取る。
なぜ蓮が拒否するのかどれだけ考えてもわからない。
普通両思いになれたら一緒に居たい…あっ…もしかして告白の返事をちゃんとしていないからか?深く考えすぎて単純な答えを見失っていたのか!
ガチャ……
「お待たせ」
「全然待ってないから大丈夫」
「蓮」
俺に背を向けていた蓮が振り向く。
「ん?なに?」
「ちゃんと返事してなかったから」
「………えっ?…なに?」
男としてカッコよく告白したかった俺は蓮の前に立ち蓮の肩を押してベッドに座らせた。
「これで俺のが目線上な」
「………は?なに?」
「俺の彼女…彼氏?まぁどっちでもいいや、的な存在になってほしいってゆうかなって」
ビックリした表情の蓮。
「急にどうした?」
「さっきの返事してなかったから」
「……あぁ…それで急に」
「だってそれが引っかかってんじゃないの?」
「引っかかってる?」
えっ………違ったのか?
「俺でいいのって言ってくれたからOKもらえてるもんだと思ってたんだけど違ったんだ」
苦笑いの蓮。
「違わないけどOKとは言ってなかったからそれが理由かと思ったんだけど違うなら何なんだよ」
「さっきから何言ってんの」
「お前が泊まるの拒否するから」
「…それはっ」
「普通ずっと一緒に居たいって思うだろ!なのにあんなに拒否されたら何でだろって考えるだろ」
「さっきも言ったけどっ」
「他に理由あるなら言えよ」
蓮が視線を逸らした。
「なんなんだよ」
「さっき言った尚の良いとこを失わせたくないってのもあるけど尚の事大切にしたいから」
「大切?今でも大切にされてるつもりだけど」
「今まで以上にだよ」
「何で?」
「友達から恋人になったから」
改まって言われると恥ずかしくて赤面してしまう。
「恋人になったからには今まで以上に大切にしたいし尚との事は1つ1つを大事にしたいってゆうかっ」
「だからって何でお泊まりっ」
「付き合ったからってすぐ手を出すのは違うだろ」
「いっ今更だろ!」
「だから、今まで以上に大切にしたいんだよ」
蓮の俺を思う気持ちに胸が熱くなる。
「でも泊まったからって手を出すかっ」
「無理、尚見てるとムラっ」
「わかったわった!」
俺も一緒だから別に手を出されてもいんだけど。
「ダメだ今もかなり我慢してる」
「えっ!」
「やっぱ今日無し」
「ぇえっ!晩御飯は!?」
「ちゃんと一緒にいても我慢できるように今日精神を鍛えるからとりあえずまた明日会おう」
「おい!!」
蓮は俺を置いて1人で帰った。




