78話
許可を得てからは蓮を見ながら触る事にした。
いきなり大事な部分に触る度胸はない。
指は太ももを触りながら手首を少し当ててみる。
………全く反応はない。
次は少し強めに手首を押し当てる。
なんとなく次はバレる気がして視線を逸らす。
「当たってるよ」
蓮は冷静な声で言った。
俺に触られても全然平気って事ですか…悔しい…
蓮に視線を戻すと蓮は俺を見ていた。
目が合った瞬間に心臓が止まりかけた。
手は止めたけど手首は大事な部分に当てたままだ。
「当たってる」
「…そう」
俺は手首を当てたまま少しだけ上下に動かした。
「なにやっ」
俺は蓮の大事な部分を握った。
「尚」
「やっと名前呼んだ」
「なにやっ…んっ…」
握ったまま手を上下に動かした。
「急にどうしたんだよ」
蓮は俺の手首を掴んで俺の動きを止めた。
「別に………嫌?」
「そうゆう問題じゃないだろ」
正直やりすぎてしまったとは思う。
ただ俺だって好きな人に触れたら理性なんか保っていられないし蓮がもっと欲しくなる。
「映画の影響受けすぎ」
「えっ」
「さっき少しそうゆうシーンあったけどっ」
「ガキじゃねぇしそんなんで影響うけるか」
「じゃあなに」
触れたら欲情したとは言えない。
「なんとなくだよ」
手を引っ込めた。
とりあえず今はドキドキさせられたら成功だ。
「なんとなくでこんな事するんだ」
「場合によって?よくわかんねぇけど」
「……なんだそれ」
今は俺も頭パンク寸前だからもぅ勘弁してほしい。
「とにかく映画ちゃんと観ろよ」
「どの口がそんな事言ってんだよ」
「俺は別にいんだよ」
「なんでだよ」
「うるさい前見ろ」
俺は目を離しスクリーンを見る。
ポトッ……………
「ん?」
何か当たった気がして下を向く。
「前に集中してていい俺が取るから」
蓮の手が太ももに伸びてきた。
「おい!待っ」
「何で」
「…これはっ」
「何で尚が勃ってんの」
バレた……バレてしまった………
急いで蓮の手首を掴む。
「あっ…待っ……」
蓮の指が俺の大事な部分を這う。
「んっ…っ…んっ……」
手に力が入らない。
「可愛い」
「あっ…蓮……だっ…」
「ん?ダメ?」
蓮が耳に口を近づけ囁く。
もっと触ってほしい…俺にもっと触れてほしい……
「ダメ…じゃ………ない…」
「気持ちいいんだ」
「……んっ…れっ」
「でも相手は俺じゃなくていんだっけ」
「…ちがっ」
「もぅお終い」
蓮の手が離れて行った。
何で……もっと触ってよ…俺は蓮がいんだって………




