77話
「えっ蓮こんな映画やってるの知ってた?」
「全然、何系だろ」
「マンホールだけどラブついてるから恋愛系?」
「とりあえず入ろう」
「だね」
ホール内に入ると多少なりと人が座っている。
チケットに書かれた席番号を探す。
「見せて」
「んっ」
蓮がチケットの番号を見ると後方に向かった。
「ココだ」
塁が気を利かせたのか1番後の席だった。
席に座って塁と拓哉を探す。
「暗くてわかんないでしょ」
「だねぇ」
人は少ないけど暗くて探せなかった。
とりあえず始まるまで真ん中に置いたポップコーンを食べながら時間を潰す。
ブーーーーーーーーーーー…
映画が始まった。
吹き替えなし字幕ありの洋画だった。
これ目を離したら内容がわからなくなるんだけど塁は開演中に行動しろってゆうしどうしよう。
何もできないまま進んでいく映画。
「あっ」
「ん?なに?」
「何でもない」
ポップコーンを蓮の方に少しこぼしてしまった。
映画に集中していた蓮は気づいていない。
もしかしてこれはチャンス?
目はスクリーンを見たまま蓮の方に手を伸ばす。
……やばい………ドキドキして手が進まない!
一旦ドリンクを手に取り飲む。
「よし」
蓮に聞こえない小さな声で気合を入れる。
再びスクリーンを見たまま蓮の方に手を伸ばす。
………たぶん太ももに指先が触れた。
自分から仕掛けておいてビックリして動きを止める。
バレないようにこっそり蓮を見てみたけどスクリーンを見たまま何の反応もない。
さっき触れた気がしたけど気のせいだったのかな?
今度はもう少し深く手を伸ばして太ももに触れた。
「どうした」
蓮が俺を見た。
「ポップコーン落とした」
「俺取るよ」
「大丈夫、蓮は映画に集中して」
「えっあっうん」
蓮はスクリーンに目を向けた。
これからは本人の許可ありで触れる。
蓮の太ももに指先を這わす。
こっそり蓮を見てみたけど反応はない。
隼人さんに触られたら恥ずかしそうにしてたって聞いたのに俺には反応しないってかなりムカつく。
俺の触り方が悪いって?だったらやってやるよ。
太ももの外側から内側まで指を這わして何度も行き来させる、触る俺も段々興奮して夢中で触っていた。
そしてどんどん欲が出てくる。
………蓮の大事な部分に触れてみたい。
正直俺は勃っている。
だから蓮も勃っていてほしい。
恐る恐る股の近くに指を近づける。




