52話
「そう言えばさっき隼人さんが晩御飯部屋で食べるかって聞いてきたけど尚が勝手に部屋って決めたよ」
「俺は別に部屋でいいけど塁は?」
「俺は別に」
ほら部屋で正解だったじゃん!
「さっさと風呂入ったらぁ〜ねぇ〜尚ちゃ〜ん」
「その喋り方やめろ」
さりげなく蓮を見てみる。
蓮と目が合ってしまった……なんか鼻血出そう…
「いっ行く?………一緒に?」
「一緒に行かないで1人で行く気?」
「一緒に……行く」
「うふっ」
蓮から笑った奴に顔を向けて睨む俺。
「ごめんごめん尚ちゃん可愛すぎてぇ〜つい」
「殺す!今すぐ殺す!」
コンコンコン……
「隼人です、晩御飯の準備ができたのですが蓮さんと尚さんがまだお風呂に入られていませんが先にお風呂になさいますか?」
「あっ!じゃあ先に晩御飯にしよ!せっかくできたんだし!蓮もそれでいいだろ?」
「うん」
「じゃあ先に晩御飯」
「承知いたしました、では準備させていただきます」
ガチャ……
開いた先には誰も立っておらずドアの横でドアを手で押さえながら立っている隼人さん。
「失礼します」
見えない位置から少し強面な男性を先頭に食材などを持った人が入れ替わりで準備をしていく。
「今日もしかして焼肉!」
「よっしゃ食うぞ!」
テンションが上がる拓哉と俺。
「以上で準備が終わりましたのでごゆっくりお楽しみください、足りない物など何かありましたらいつでも声をかけてください」
最後に隼人さんが声をかけてドアが閉まった。
「よし!焼くぞ!」
トングと食材を手に取りテンションMAX!
「肉!肉!」
拓哉もテンションMAX!
「あっでも野菜もちゃんとな拓哉」
「えーーー俺は焼肉は肉だけでいい派でーす」
「野菜食べないと体に良くないよ」
「食に関してお前って親父臭いよな」
「誰がじゃ!」
拓哉が不思議そうな顔で俺を見ている。
なんとなく気まづくて蓮の方を向く。
「俺の嫁です」
蓮の発言に時が止まる塁と拓哉と俺。
どどどどどーゆーこーとーーーーーーーーー
「えっおっえっえ?」
拓哉が完全にテンパった声を出す。
1番テンパってんの俺だから!!
「尚は俺ん家専用の料理担当なんでもう嫁と言っても過言じゃないでしょ、栄養管理とかしてくれるし」
「あぁそうゆう事ね、料理なら俺も少しできるよ?」
塁が素早く対応してくれて助かった。
蓮は俺を殺す気かもしれません。




