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00058PJDPKF「真実の愛の行方(三)」

 土曜日、俺は影世のジョーカーに会いに行った。


「久しぶりだな」

 と、ジョーカーから声を掛けてきた。

「てっきり、やる気をなくしたのかと思っていたよ」


「いや、現世でちょっと忙しかっただけだ。

 でも大丈夫。やろう。川辺は?」


「向こうだ」

 と、ジョーカー。


 デュースに乗るよう言われ、

 二人して川辺のもとへと向かった。


 空を跳ぶデュースに乗りながら、

 俺はこの数日考えてたことをジョーカーに話した。



 自分がすることは、自分で決める。


 復讐はする。

 川辺のことも、殺す。

 クラスメイトの奴隷堕としも必要だ。


 でもこれらはジョーカーにそそのかされて、やることじゃない。

 俺が自分で必要だと思って、やることだ。


 ジョーカーは時々、人をそそのかすところがある。

 俺は薄々そのことに気がついていた。


 けど、そんなことをされなくても、

 俺はしたいと思えば復讐はするし、人も殺す。


 ジョーカーに言われて人を殺すんじゃない。

 俺は自分が殺したいから、人を殺すんだ。


 背中を押してくれてるつもりかもしれないが、

 もう余計なことはしなくても良い。


 それをわかっていてほしかった。


 これからのことは全部、俺自身で決めるんだ。




 INTO THE DARKNESS編、了。

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