↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『百合オタクの私は、女主人公と悪役令嬢のカップリングにLOVE注入いたします』 ~二人をくっつけようとしたのになぜか二人に狙われている私~  作者: サッサン
第2章:パーティ結成!『リリーズ・コート』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
8/12

第2章 第4話:お茶会で仲良し大作戦!(前編)

午後の授業をアイリスとセシリアに挟まれる形で受けているリリー。

二人ともリリーには積極的にからもうとするが、お互いにはほとんど会話をしない状態であった。


(このままではダメよ。なんとしても二人の間を取り持って仲良くなってもらわなくっちゃ!何かいい方法はないかしら……)


二人のことで思い悩むリリーであった。


(でもよくよく考えると私が二人のことで知っている情報はゲームや設定資料の内容だけ。それならまずは相手のことをもっとよく知ることから始めるべきよ!……それには『女子会』が一番ね)


ーーー


午後の授業が終わり、生徒たちは帰り支度を始めていた。

ここでリリーが二人に声をかけた。


「お二人とも今日はこの後ご予定はございますか?」


「私は特に何もないわよ」


「特にはございませんわよ」


リリーが笑顔で二人にお茶会の提案をした。

ちなみにリリーの住む特別寮では、貴族の令嬢のために、中庭でお茶会ができるテラス席やお茶会専用のお部屋がいくつか用意されていた。


「よかったら私たちの親睦を深めるためにも、学園に近い私の寮で、女性だけのお茶会である『女子会』などしてはいかがかと」


これに二人は即反応する。


「ぜひ参加させてもらうわ。私ももっと(リリーとの)親睦を深めたいと思っていたのよ」


「『女子会』という響き、とても面白そうですわね。わたくしもぜひ参加させていただきますわ。それに私ももっと(リリーさんとの)親睦を深めたいと考えておりましたの」


セシリアもアイリスも核心部分をぼかしつつ、リリーの提案したお茶会への参加を決めたのであった。

リリーはまず最初にクロエに先に寮へ戻り、テラス席の使用許可と二人が良く行く寮のそばにあるケーキ屋さんでケーキをいくつか買っておいてもらうことにした。


「クロエ、急遽で申し訳ないけどお願いね」


少し多めにお金を渡し、クロエを一人先に戻したのであった。

三人は帰り支度を済ませ、教室を出ようとしたとき、三人に声をかける男性がいた。


「先ほど少し聞こえたのだが、これからお茶会をするんだってね。できれば僕もぜひ参加させてもらえないかな?」


イケメンフェイスに優しそうな微笑みを浮かべたレオン王子であった。

これにリリーを始め三人が難色を示す。


リリー(王子が来ちゃったら二人ともっと仲良くなることが難しくなるじゃない。それにセシリアと王子のルートのフラグが立っちゃうかもしれないしここは拒否一択ね!)


セシリア(ちょっと顔と出自がいいからと、私とリリーの時間を邪魔しようだなんて、なんて図々しい男なの!絶対に拒否ね)


アイリス(レオン様には申し訳ないんですけど、わたくしとリリーさんの貴重な逢瀬の時間は奪わせませんわ!)


ここで一番家柄が良く、レオンの婚約者でもあるアイリスが口を開いた。


「レオン様に参加していただけるのは大変魅力的なお話なのですが、本日は女性だけのお茶会である『女子会』なる物を行う予定ですので。リリーさんの特別寮は家族以外の男性は侵入禁止ですから。申し訳ありませんがまた別の機会にお声かけ下さい」


優雅に断りを入れるアイリスであった。


(レオン様に対しても決して臆したりせず、堂々と、それでいてとても優雅にお断りされるアイリス様、とっても素敵です!)


アイリスを見て瞳を潤ませるリリーを、悔しそうに見つめるセシリアであった。


ーーー


今、リリー、アイリス、セシリア、そしてアイリスの専属メイドであるマリーは、リリーの住む特別寮へ向かってゆっくりと歩いていた。

ちなみにアイリスがいつも乗ってきている馬車には、お茶会の終わるころに寮の前まで迎えに来るように伝えていた。

特別寮の前ではクロエが4人の到着を待っていた。


「クロエ、準備の方は問題ないかしら?」


「はい、お嬢様。すでに中庭のテラス席に準備を済ませてあります」


「さすがね、クロエ。私はあなたが私のメイドでいてくれることをとても嬉しく思うわ」


(ほんとにクロエは優秀よね!一家に一人『クロエ』をって感じね)


(お嬢様にほめられてしまいました!このクロエ、お嬢様の行く先ならば、お風呂でもトイレでもどこまでもついて行きます!)                          


特別寮の前には二人の警備兵が立っており、その先にある受付には常にコンシェルジュが待機していた。

リリーが荷物を部屋へ置きに行っている間に、アイリスとセシリアは荷物を受付に預けたのであった。

リリーは二人の元へ戻ってくると、


「それでは参りましょうか」


そう言って二人を広い中庭にあるテラス席へと案内する。

この特別寮の中庭には、バラやラベンダー、季節の色とりどりのお花に囲まれた白いガゼボ があり、そこでクロエとその手伝いをしてくれているマリーがお茶の準備をしていた。

丸テーブルの席は3つありどこの席に座っても等間隔になるように配置されていた。


「さあ、お二人とも、お好きな席にお座りになってください」


(これならどこの席に座られても、二人は必ずお隣同士の席になるはず!)


二人が席に座ったのを確認してからリリーも席に座った。

それを確認したクロエが紅茶を三人の前に置いていき、その後リリーの指示で購入してきたケーキをそれぞれの前に置いていくのであった。

また、テーブルの中央には、アフタヌーンティースタンドが置かれ、そこにはスコーンやクッキーなどが置かれていた。

リリー(この女子会で二人の仲を取り持ち、将来二人がイチャイチャするための布石を打つのよ!)

アイリス(いかにこの女子会でセシリアさんを出し抜いて、リリーさんの関心を私に集めるかが重要ね!)

セシリア(この女子会を利用して、いかに私がリリーのパートナーとしてふさわしいかを示さなくては!)

クロエ(いかにこの二人をお嬢様に悟られずに排除するか……)

マリー(また胃が痛くなりそうです……)


こうして準備の整えられた空間で、それぞれが様々な思惑をを抱えながら、『女子会』という名のお茶会が始まったのである。


第2章第4話をお読みいただきありがとうございます。


今回はリリーがアイリスとセシリアを仲良くさせることを画策してお茶会を開きましたが、それぞれに違った思惑を持っており、今後どうなることやら……。

是非、次回の投稿もよろしくお願いします!


次回のお話が気になるというそこの素敵な読者様、ぜひブックマークと【評価☆☆☆☆☆】を入れて、私が明日も是が非でも投稿したくなるように応援してください(^▽^)/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。