柊大和視点2
俺等は夏休みは助っ人をしない。
どうしてもヘルプが欲しければ、迅さんに頼んで代行を依頼するしかない。
「そう言えば、大和兄さん。柔道部、バスケ部、バレー部、サッカー部、ソフトボール部から助っ人依頼のメールが来てました」
「よし。蒼真、全部断れ」
「なんで自分なんすか」
「美琴、最後までシスコンに言え」
「来てました。で、全部お断りのメールをしました」
仕事早いなぁ。可愛い美琴は。
本来なら、そういったメール仕事はタマの役目なんだがな。
さて。宿題も粗方終わったし、メール処理も終わったし。残すは……。
「私物の整理するぞー」
「自分終わってるっす」
マジか。じゃあ、ソウには床掃除でもさせるかな。
「タケー、手伝って!」
「馬鹿か。そんなもん段ボールに積めておけばいいだろう」
「俺が資源ごみに出しておいてやるよ」
「人のバイブルに酷いことするな!」
たかがプロレス雑誌だろうが。
さて、タケはモデルガンとダーツの片付けが終わりそうだな。
美琴とタマはどうだ?
「うまー!」
「すみません、珠樹君。思ったよりケーキ余ってしまって」
私物片付けろって言ったら、何でケーキパーティーしてんだ?
「美琴、そのケーキは……?」
「調理実習のです。けど、消費しきれなくて……」
「おにーちゃんもたべたーい!」
美琴の手作り! 食べないわけがない!
「……ミコ、真実は?」
「……隣のクラスの男子生徒が授業で作って、持ってきたやつです」
「……バカヤマには黙ってろよ、夢を見せておけ」
美琴のケーキ、美味しいなぁ。




