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木羽胡桃視点4

 鳴海さんの中では、ボラ部を消滅させるのが目的みたいね。


「あーもーめんどくさいわ。明日の高等部理事会総会でボラ部の廃部を提案、可決させるから。とっとと帰って部室片付けなさい」

「ちょ……なんだよ、いきなり」

「部室は明後日の明け渡しだから。あと、徴収部に依頼して、代行と助っ人両部への迷惑料も回収するからそのつもりで」

「未成年から金取るのかよ!」

「は? 当たり前でしょう? あんた等がでしゃばったせいで、本来の利益の半分しか得られなかった上に、大会成績もがた落ちなの」


 確かに。実は、涼風は強豪校だったりする。

 運動部は全国大会出場が当たり前になってるし、影部が出来てから初戦敗退した部活は皆無に等しかったからね。

 ちなみに、影部を使わずに成績を残してるのは、吹奏楽部くらい。


「あと、これは女子剣道部さんに。今回の助っ人料の請求書です。お支払は今大丈夫ですか?」

「にゃら、代行の請求書も男女両方に渡すよ。こっちも今払ってもらえる?」

「冗談! 負けた上に金まで払えって……そうよ! 負けたのはボラ部のせいなんでしょ?! あんたたち払ってよ!」

「はあ?! 助っ人部ごときに金を出したくないから、出てくれって言ったのはそっちだろ?!」

「うるせぇ! てめぇらのせいでこうなってるんだ! 助っ人代も代行代もボラ部が払え!」


 醜い争いだ。ま、請求はどっちにも行くけど。

 私達はと言えば、言い争いが始まって直ぐに、その場を離れたよ。

 請求書は、近くで呆れてた両顧問に渡した!


「あれがうちの生徒だと思うと、廃校にしたくなってくるわね」

「それはさすがに。あ、これ。にゃるみさんへの対価です」


 兄貴はずっと持っていた一升瓶を、鳴海さんに差し出した。

 魔王って書いてあるけど?


「あら、魔王じゃない」

「これと、魔界へのいざにゃいと悩んだんですけどね」

「魔界への誘いは飲んだわ。こっちはまだ飲んだことなかったのよ。有り難く頂戴するわ」


 魔王を受け取ると、鳴海さんは上機嫌で帰って行った。

 美琴はタケと一緒に帰ったよ。大和からバイク拝借して来てたんだって。


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