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お前の全てを奪ってやったぜ。と言われたがほとんど無傷な俺はどうすればいいの?悲しむマネをすれば満足してくれるのか?  作者: 月鈴
第七章 幸せの形・不幸の形

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ルナティックパークでハーレム Ⅰ

 勇者パーティーでは現在……男性と女性とでケンカをしているらしい。

 みんなと合流した俺達は王太子殿下と勇者ワルツを探して遊園地を満喫しようとしたが……発見出来たけどそこには女の子に囲まれた王太子殿下と勇者ワルツの姿だった……


「フンッ、もういいわ。皆さん、私達だけで遊園地に行きましょう」


 エリザベス王女様はスタスタと歩き出す。アルメリアもミリアンも続いていく。振り返りもしないな……

『どうする?』っと婚約者達にジェスチャーするが首を横に振り、後を追うので俺も……


 結局、男は俺一人で他は婚約者達と元婚約者達という感じの……ハーレムなのかな?

 でも、婚約者達と元婚約者達は仲良くなってるな。

 良かった。ギスギスした感じでなくて。

 勇者パーティー男性陣のせいで俺が修羅場になる所だったじゃねーか。


 それにしても……周りの男からの視線がスゴイな。

 この世の悪意を全部詰め込んだ上に、煮込んで濃度が限界にまで達したような殺意を感じるな……

 いやいや、俺が悪いわけではないが、多分向こう側なら俺も同じ想いだったはず……そんなに睨まないで同志だからね。

 でもね、それほど目立つ美人さん集団なんだよね。


 正統派美少女のフローラ姫、アルメリア・ネメシア姉妹。(ファンが多そう。今度なんかグッズの販売でもやるかな……)


 お色気ムンムン枠のミリアン、シャルロット。(主にアダルトなオジサマに人気が高そう。金持ちを狙うならこっちかな……)


 無邪気な無垢枠でユキミ。(全ての年代から人気だね、特に子供人気がスゴイな。後はケモナーかな……アイツの目は危ないな。要注意)


 女王様でエリザベス王女様。(こっちはコアなファン向けだね、一定数は必ず見込める熱い支持層を持ってるな……勇者君みたいに)


 という、布陣だ。

 多分これだけで特殊性癖の人以外は大体が刺さるだろう?

 それが笑顔で俺に話しかけてくるんだぞ……

 分かるよ〜、全員じゃないけど『俺の女だぞ〜』って自慢したい気持ちもあるが、それをやったらここは戦場になるな……


 この遊園地は名前を『ルナティックパーク』という。

 乗り物も一通り揃えた。


 ジェットコースター 『破壊神』

 観覧車 『天界への架け橋』

 メリーゴーランド 『異世界の車窓より』

 お化け屋敷 『アンデットバスター』

 迷路 『そこ押すなよ! そこ踏むなよ!』

 アスレチック 『打ち捨てられし喜びを志す者』


 もちろんこれだけでは無いが、『ルナティックパーク』の主力施設になる。

 なんと、俺は全員と順番で乗らないといけないらしい……俺に拒否権は? 無いに決まってるだろ。


 ジェットコースター『破壊神』……正直言ってやり過ぎた。名前から分かると思うが何かを破壊しにくる。

 前世では考えられない魔力を用いる為に加速がヤバい。コースター事態が強化魔法と回復魔法で乗り手を保護してくれる。

 それを良いことにスピードや急勾配などを盛り込んだ。

 このアトラクションに挑むのは……アルメリア・ネメシア姉妹と俺。二人一緒でいいんだって。


 なんと二人にサンドイッチされてのジェットコースターですね。本当にありがとうございます。

 二人共ガチガチになりながら俺の腕を掴んでいる。


「ユリウス、ごめんなさい。少しこうさせて……」


兄様(あにさま)、シアの手を離さないで欲しいですの」


 二人共緊張していたから耳に息を吹きかけた。

『フー』


「「ひゃ!」」


「もう、バカ」「くすぐったいですの」


 アルメリアは怒りながらも掴まっている腕に力を入れた。

 ネメシアは身じろぎしながらもしっかりと腕を絡める

『プルルル……』

 発進のベルが鳴り動き出す……

『ガタン』

 と音がすると徐々に速くなっていく。最初はゆっくりと山を登り、最高到達点から一気にくる。アレだね。

 登ってる時の期待値と不安感がスゴイよね。なんて考えてたら、いつの間にか下りに……来る。


「きゃ〜〜〜〜〜〜!」「いや〜〜〜〜〜〜!」


 可愛らしい絶叫が両隣から聞こえる。

 そして素晴らしい絶景が両隣にある。

 そこには俺の腕に押し付けられ形を変えたお山達……連峰だぁ〜。右のお山も、左のお山も自由自在に形を変えて俺の精神を破壊しにくる。さすが『破壊神』。

 こういう破壊は想像していなかったな……マーベラス(素晴らしい)

 俺はジェットコースターに集中出来ないまま終わった……


「腰が抜けて……」「楽しかったですの〜」


 両極端な姉妹。アルメリアさん、このままだと……もれなく二周目に。そんなお約束みたいな事を……

 危うく二周目に行きそうになったアルメリアをお姫様抱っこで救出に成功した。

 アルメリアが立てるようになるまでお姫様抱っこのままだった。

 心なしか俺の首に回された腕に力が入ってたような。気のせいかな? と思っていた……がその後婚約者達にしこたま怒られました。


「これは俺のせいかぁ〜?」正座させられながら。


 アルメリアは立ち上がるようになると顔を伏せがちにしながら


「ありがとうユリウス」と言って後ろに下っていった。

 その後、アルメリアがご機嫌なのを皆が分かっていたが誰も突っ込まない。



 次はシャルロットとメリーゴーランド 『異世界の車窓より』を乗ることに……


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