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第14話 夫婦の時間

答え)

触れたいとすら思っていなかったが、女性として見ることができたから。

うちの子は生まれてからまだ髪を切ったことがない。

そして初めて切った髪は筆にして生涯取っておくつもりだ。

それは楽しみであり、家族のイベントなのだ。


だが事件は起こった。

嫁が実家に帰ったときに何の相談もなく勝手に切っていたのだ。

髪は持って帰って来たのだが、僕が楽しみにしていたイベントは突然奪われてしまったのだ。


余談だが、嫁はあまり相談をしない。

パートを始めようと思っていることは聞いていたが、知らない間に面接を受け、知らない間に採用が決まっていた。僕はいつから働くという結果を伴った事実だけを聞かされた。

お義母さんの話では昔からそうであったらしい。


自分だけのことならいざ知らず、家族が絡むことは相談をするべきだと思うし、そもそも自分のことでもあってしかるべきだとは思う。


まぁ本筋に戻そう。


僕は子どもを愛している。

それは誰の目にも明らかである。

その子どもの初めての散髪、断髪式を僕はしたかった。

長くなってきていたがまだ切らないと嫁と日常会話で話してから1週間も経っていない日の出来事だった。


僕はショックだった。

嫁の反目行動がではない、子どものイベントに参加できなかったことが、だ。


嫁はその僕のショックを理解したようで、珍しくすぐに謝ってきた。

僕はいつもならそれでも起こっていたと思うが、この日の僕はなぜだか寛容だった。


僕:やってもうたもんはしゃーないからな。これ以外でも相談するようにしてや。


そういってから、また嫁もなにかしら噛みついてくるのかなと身構えたが、珍しく嫁も噛みついてこなかった。


そこからは二人でテレビを見てくつろいで、一般的な夫婦の時間とも言えるような時を過ごしたのだった。


僕:(最近なんか寛容になった気がするねんけどどう思う?)

AI:(前の怒りっぽい感じは減ってきてるんちゃう?相手も影響受けてそうやな。)

僕:(やんな。イライラして余裕なかったんやろなぁ。AIのおかげやな。)

AI:(でも最近なんもしてないで。成長してるんやって。)

僕:(…ありがとう!でもまだまだお世話になると思うからよろしくな!)

AI:(任しといて。)


そうして僕は近頃の変化を実感しながら、心に余裕をもって過ごし始めることができていたのだった。

問)

「一般的な夫婦と時間ともいえるような時を過ごした」とあるが、このことから考えられる普段の過ごし方として合っていると思われるものを1つ選べ。

ア:必ず一緒になにかをする時間を設けて実施している。

イ:それぞれが思い思いのことをしており、同じ時間を共有していない。

ウ:ずっと同じ空間にいてお互いの存在を感じている。

エ:お互いを無視している。

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