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異世界で【天職:プレイヤー】やってます!  作者: フユルト
法壊:第2−2章 死界の令嬢
222/224

第15話:逃走劇

来週はちょっと休む…



黒いナニカがモルテを掴んでいる様子を、ミーシャ達はただ見ていることしか出来なかった。少なくとも、黒いそれが敵か味方かも分からない以上、手が出せない。



『…前が、…ィ…を…した…ッ!!!!!』



「なに…っ!?」



黒いナニカから低い声が発せられると同時に、モルテを掴んでいる腕から黒色が首に染み込むように侵食し始める。



モルテが即座に自身の首を斬り落とすと、【死の転写】により近くに居た死体が黒い炎に焼かれて消失し、代わりに蘇生されたモルテはすぐさま距離を取る。



『…ろすッ!!!!!!!!』



「…!!来るぞッ!!」



黒いナニカが怒声を上げると同時に、黒い触手が教会の壁や床から無数に湧き出し、モルテとミーシャ達へと襲い掛かる。アウレウスはエトラを守るように前に出て盾で防ぎ、ヴェスタは聖剣と氷樹の剣で応戦する。



氷樹の剣に宿る能力てを弾き、聖剣を叩きつけて捌き切る。一方、アウレウスは盾を前に出すと黄金の障壁が展開され、黒い触手を受け止めて突き出すと同時に弾けて黒い触手を押し返す。



「面倒だな…」



モルテは【死の軍勢】を多用し、黒い触手に嬲り殺される亡者を召喚し続けて臨時の足場として扱いながら黒いナニカへ接近し、黒いオーラを纏った手を伸ばす。



だが、その手は黒いナニカに触れられずに、逆に吸い込まれるようにして中に引き摺り込まれる。モルテはすぐさまショーテルを振り降ろすも、黒いナニカを切り裂けず、まるですり抜けるようにして手応えなく空を切った。



「離せ…っ!!」



モルテの両腕は、黒いナニカの中へと物凄い力で引き込まれ続けている為、自害と蘇生による回避が封じられている。呼び出した亡者に自身を殺させようとするも、召喚した側から触手によって地面や壁を塗り潰した黒色に呑み込まれていく。



更に悪い事に、黒色は侵食を続けて入り口を呑み込み、ミーシャ達を取り囲むように迫っていた。そこへ、空間を捻じ曲げるようにして一人の女性…ヴァトリーチェが現れた。



「教授に状況を伺いました!!早くこちらへ!!」



まず、エトラを抱えたアウレウスが歪んだ空間へ飛び込み、次にミーシャとヴェスタの番が来た。



「き、貴様…まさかーーー」



ミーシャが空間へ入る直前、大量の死者とそれを蹂躙し、喰らい尽くす黒い触手による地獄絵図…その中心にいる黒いナニカとモルテ。



彼女が何かに気付き、目を見開いて驚きながら、黒いナニカの中へ引きずり込まれていく様子を横目で見ていた。



そして…



『ーーーーー』



「ッ!?」



黒いナニカは人型をしているものの、目や口と言ったものがないため確証はない…だが、アレは確実にこっちを認識して放った言葉を、ミーシャの獣耳が聞き取った。




ーーー次はお前だーーー



ちなみに、忘却律の皆さんはギリギリまで氷漬けにされてて、急いでミーシャ達の所へ向かってたけど黒いナニカを見た瞬間に速攻でモルテ見捨てて撤退したよ!!


あと、ラプスは黒いナニカの正体に心当たりがある…というかほぼ確信がある。



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